
Kenさん!シングルスとダブルスって何が違うの?
僕どっちに向いてるかな?

たて男君はまだはじめたてだからこれからだね!
シングルスとダブルスの違いを見ていこう!
こんな疑問に答えます!
バドミントンでは大きく分けてシングルスとダブルスという種目があります。
ある程度経験を積んでいくと、自分はどちらに向いているのか気になったりします…
どっちに向いているかわかれば、そちらに注力してトレーニングを続ければ団体のメンバーに選ばれるなど、活躍できる可能性も高くなるので、知っておけば自分の選択にも集中することができます。
自分はエースだから、ダブルスもシングルスも両方やらなければ…
という人もいると思いますが、やはり「選択と集中」は大切です!
どちらかに集中して練習した方が自分のレベルを上げることができるので、どっちか迷っている人、わからない人は選択のヒントとして参考にしていただけたらと思います。
今回の内容は…
- シングルスとダブルスではどこが違うのか?
- シングルスとダブルスに向き不向きはあるのか?
- シングルスとダブルスどちらにも必要なこと
をお伝えします。
下記の向き不向きから解説しています!
・ショットの向き不向き
・フットワークの向き不向き
・性格の向き不向き
向き不向きで方向性を決めてもいいかもしれません!
※あくまでKenの考えです。
また、自分はどちらに向いているのかわからないから誰かに相談したい!
そんな時はバドミントンのプロに聞いてみるのも一つの手段!
オンラインでアドバイスがもらえる場所があります。
周りに聞ける人がいなければ、一つの選択肢として活用してみてください。
☞シングルス?ダブルス?どっちに向いてるか相談する
バドミントンシングルスとダブルスではどこが違う?

バドミントンのシングルスとダブルスではどこが違うのか具体的に見ていきましょう。
シングルスダブルス違い①コートの広さが違う
1つ目はコートの広さが違います。
シングルスでのインコートは、サイドライン内側の線になります。
サイドラインが両端狭くなっているので、その分守る範囲も狭くなっています。

ダブルスでは、サーブの時だけエンドラインが内側の線になります。
サーブレシーブした後、ラリーが始まるとコート全体がインコートとなります。

コートの広さなど、用具の規格についてはこちらで記載しています!
☞バドミントンラケットの名称や大きさは?コートの長さなどルール規定まとめ
シングルスダブルス違い②サーブルールが違う
2つ目はサーブルールが違います。
人数が1人から2人になっていることで複雑になっているように見えますが、ラリーポイント制なのでラリーに勝てばサーブ権を得られることは変わらず、奇数偶数のサーブ位置も変わりません。
変わるのはサーブ権が4人順番に変わるという点です。

シングルス、ダブルスのゲームルールの流れくわしくはこちらで解説しています☟
☞バドミントンシングルスのサーブルール!サーブはどっちから打つ?
☞バドミントンダブルスのサーブレシーブ順番は?ルールをわかりやすく解説!
シングルスダブルス違い③ラリー展開が違う
3つ目はラリー展開が違います。
シングルスのラリーは、
・相手コート全体を狙い、相手を動かす
・4つ角を狙う
・大きなラリーが多く、速い展開が少ない
・クロスショットが多い
・斜めへのフットワークが多い

ダブルスのラリーは、
・相手の間を狙う
・ストレートに返ってきやすいところを狙う
・低いラリーが多く、速い展開が多い
・ストレートショットが多い
・縦横へのフットワークが多い

イメージはシングルは持久走、ダブルスは短距離走といった感じです。
シングルスとダブルスに向き不向きはあるのか?

シングルスとダブルスに向き不向きはあるのでしょうか。
TOP選手ではどちらもできる選手がほとんどですが、世界で戦っていくために1つを専門的に強化しているといった感じです。
しかし、向き不向きはあると思いますので色々な視点で見ていきましょう。
シングルスに向いている人は?
シングルに向いている人は、
といった特徴があります。
✅簡単に言うと長距離走型の人
広いコートを1人で守るので、肉体的にも精神的にも強い人がシングルスに向いている傾向にあります。

やっぱりメンタルだね!
シングルスに向いていない人は?
シングルスに向いていない人は、
といった方です。

安定感がない人というイメージだね
ダブルスに向いている人は?
ダブルスに向いている人は、
といった特徴があります。
✅簡単に言うと短距離走型の人
ダブルスは2人でカバーし合えるので、体力よりも瞬発力が求められます。

爆発力があって他人のことを
考えられる人だね
ダブルスに向いていない人は?
ダブルスに向いていない人は、
といった方です。

ペアのことを考えてない人かな
最後に記載していますが、ダブルスではバックハンドの強さは必要です!
バックハンドの教科書が無料で読めますので、強くなりたい方はどうぞ!
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ショットの向き不向き
次は打てるショットの性質で向き不向きを考察していきたいと思います。
ショットがシングルスタイプ
山なりの高いショットが多く、滞空時間が長くなります。
その分しっかりと最後までストロークができる方に向いています。
ストロークがしっかりできると、シャトルを落としたいところへピンポイントに落とせるコントロール力が身につきやすいです。
また自分の体勢によってショットを考えられる人が向いています。
例えば自分の体勢が崩れているのに無理やりクロスにスマッシュを打ってしまうと、もし返されたら次が取りに行けません。
打ちたいショットを打つばかりだと、勝ちあがりにくいということですね。
シングルは自分のミスで失点しないという忍耐力がいる種目です。

がまんが大事!
ショットがダブルスタイプ
攻撃的なショットが多く、ロブも高めではなく前衛を抜くだけの低めのロブも多用していかなければなりません。
シングルスのようなピンポイントに狙えなくても「この辺に」といった狙いで十分です!が、早くシャトルを沈められるショットが必要になります。
相手が嫌なところへ、スパっとシャトルを沈める…
そのためには相手の動きを感じ取りつつ空いているところを探し、ネットを越えた瞬間にタッチするといった、ストロークよりもコンパクトに速くタッチすることが求められます。
なのでダブルスは広い視野と瞬発力が必須の種目です。

とにかく次の準備が大事!
フットワークの向き不向き
次にフットワークの向き不向きを考察していきたいと思います。
フットワークがシングルスタイプ
シングルスのフットワークは斜めへの移動が多く、ショットを打つたびにホームポジションへ戻る種目です。

できるだけ体勢がブレずに低い姿勢のフットワークを繰り返すという作業を淡々とこなせる人が向いています。
下半身が強ければシャトルを拾うことができるので、体格など関係なく力が弱い人でも勝つことができる種目です。
自分のコートにシャトルを落とさず、相手コートにシャトルを落とす競技なので「シャトルを拾う」というフットワーク重視のプレースタイルはかなり強い武器です。
フットワークがダブルスタイプ
ダブルスのフットワークは縦横への移動が多く、ペアとの位置関係が大切になります。

ダブルスのフットワークは穴埋め作業なのでホームポジションという位置は存在しません。
それでもシングルのようにホームポジションへ戻ろうとしたり、ペアの動きの邪魔になる位置に行ってしまう方はあまり向いていないかもしれません。
はじめは慣れないかもしれませんが、自分がペアだったら、パートナーにどう動いてほしいのかを常に考えるクセをつけるとうまくフォーメーションを作れるようになります。
なのでダブルスのフットワークは協調性が大切です。
性格の向き不向き
次に性格の向き不向きを考察していきます。
性格がシングルスタイプ
シングルスは先述した通り、「忍耐力」が必要な種目です。
必要な忍耐力とは具体的に、
といったように自分に対しても強く、自分を律する必要があります。
なので忍耐力がない人はシングルスにはあまり向いていないかもしれません。
性格がダブルスタイプ
ダブルスは先述した通り、「協調性」が必要な種目です。
必要な協調性とは具体的に、
といったように自分ではなくペアを中心に考えられるかです。
なので俺様的な人はあまりダブルスには向いていないかもしれません。

自己中は向いてないってこと?

自己中をコントロールしてくれるペアと組むと相性がいいよ
シングルスとダブルスどちらにも必要なこと3つ

向き不向きを記載してきましたが、シングルスにもダブルスにも必要な能力を見ていきます。
この3つができればどちらでも役立つということですね。
どちらも必要①スマッシュ力
1つ目はスマッシュ力です。
パワーがない人でも、鍛えると威力ではなくキレは増します。
パワーがあることにこしたことはありませんが、キレとコース、緩急によってバリエーションを増やせばシングルスでもダブルスでもどちらでも使えるスマッシュ力を手に入れられるでしょう。
自分はスマッシュ苦手だからと逃げずにスマッシュ力は鍛えておきましょう。
バドミントンで勝つためには必須です!

遅くてもスマッシュ力は絶対必要!
どちらも必要②コートカバー力
2つ目はコートカバー力です。
フットワークが苦手という方がダブルスに行くと思いますが、ダブルスでもコートカバー力は必須です。
動けなければ自陣地の穴がすぐにわかり相手に狙われます。
ペアの体勢が崩れた時でもコート全体を守るカバー力が必要になります。
その場合、体力よりも瞬発力。
1ラリーでもいいので自分たちが体勢を整えられる時間を稼ぐための守備力が時には必要になる場合があります。
シングルスしないからとフットワーク練習から逃げず、カバー力を鍛えるためにもフットワーク練習に取り組みましょう。

ダブルス専門になってもフットワークって必要なんだね…
特に出だしの瞬発力はとても大事なので、鍛えておきましょう!
どちらも必要③先を読む力
3つ目は先を読む力です。
シングルスでもダブルスでも共通しているのが、自分が打った球に対して相手が打ち返してくることです。
自分が打った球が甘ければ、相手からは厳しい球がくるし、自分が相手の嫌がるところに打てば甘い球が返ってくる可能性が高くなります。
相手にどういう球を返してほしいかで、自分のショットを考える必要があります。
そして傾向も分析する必要があります。
ラリーを続けると、「相手のレシーブはクロスが多いな…」「相手ここ苦手そうだな」など、だんだんと相手の返球傾向がわかってきます。
このように常に先を読んでいろんなパターンを頭の中でシミュレーションしておくとラリーでも優位に立つことが可能になります。

来た球に対して打つのに一生懸命で相手のこと見れない…

慣れだからね!
なんとなくでいいんだよ!
※番外編…初心者対象ですが、シングルスもダブルスも必要なこととして、スコアシートが書ける事です…主審が不安な方は勉強しておきましょう☟
まとめ
今回は、
・シングルスとダブルスではどこが違うのか?
・シングルスとダブルスに向き不向きはあるのか?
・シングルスとダブルスどちらにも必要なこと
をお伝えしました。
自分はシングルス(またはダブルス)向いていないのかな…と考える時期もあるかと思いますが、若いうちはどちらかに絞らず、どちらも鍛えることをおすすめします!
シングルス、ダブルスどちらにも基礎力は大切です!
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バドミントンでシングルスとダブルスはどこが違うの?自分はシングルスとダブルスどっちに向いているんだろう…性格とかタイプで向き不向きがわかるのかな?でもどっちにも共通して必要なことも知りたい!