Kenさん!高校生ってスマッシュ速度どれくらい?
もっと速く打てるようになるにはどうしたらいいの?
スマッシュはタメを作れば速くなるよ!
タメの作り方は人によって違うから僕のイメージを教えるね!
参考にしてみてね!
ある程度レベルも上がって、だいたい打つことができるようになってくると、ショットのキレの違いがわかってきます。
自分のスマッシュは「ぼわ~ん」ってスマッシュだけど、この強い人は「シュ!スパン!」と切れてる感じがする!
どうやったらこんなスマッシュが打てるようになるんだろう…
こんなことを思ったら次のレベルに上がる段階です!
レベルを上げたショット…つまり、キレのあるショットを打つにはタメを作ることが必須です。
タメを作って打つことができれば、スマッシュやハイクリアの球の伸びが格段に上がります。
逆にタメを作ることができなければ、球の威力はあがらず、球のスピードに慣れられたら決めることがむずかしくなります。
タメを作る打ち方ができれば、ショットの引き出しが増えるのでぜひ習得したいですね!
今回の「タメの作り方」は、ある程度基礎打ちができるレベルになったら取り入れましょう!
高校生のスマッシュ速度と合わせて見ていきます!
男子高校生のスマッシュ速度はどれくらい?トップ選手と比較
男子高校生のスマッシュの速度はどれくらいなのでしょうか?
一般的には時速250㎞~350㎞くらいです。
ちなみに時速300㎞といえば新幹線です。
そう考えるとバドミントンのシャトルってめちゃくちゃ速いですね!
時速の幅は結構広いね…
そうだね!
力がついてきだした高校生男子…
きちんとしたフォームで、ちゃんと力を伝えられるかどうかでも全然速さが違ってくるからね!
スマッシュを速くするコツを次の章で説明するよ
トップ選手のスマッシュは時速400㎞~500㎞です!
現在のスマッシュギネス記録は時速565㎞!【2023年】(インドのダブルス選手:サトウィクサイラジ・ランキレッディ選手)
ちなみに使用ラケットはヨネックスの「NANOFLARE 1000 Z(ナノフレア1000Z)」!
どんなプレーヤーに向いているラケットなのかはこちらの診断で少し触れていますので参考にしてください!
やっぱりトップ選手はめちゃくちゃ速いね!
昔は時速493㎞が最高でしたが、ラケットの進化で時速500㎞を越えるスマッシュが打てる選手も出てきています。
ちなみに上記の速度は、インパクト直後の初速の時速です。
相手の手元に届くまでに減速して、レシーブするときには時速40㎞~70㎞になります…
気候や温度、湿度、シャトルの番手や質にもよって速度が変わるので一概には言えませんが、男子高校生のスマッシュの初速は時速300㎞くらいです。
では次にどうやったら速いスマッシュが打てるのかを解説します!
スマッシュ速度が速くなる!タメの作り方コツ3つ
特に男子高校生はスマッシュを多用するのでタメをうまく使えると、試合での駆け引きに役立ちます!
覚えておいて損はありません!
「戻りたい」という体の構造を利用する
タメの作り方説明の前に、イメージしてほしい体の構造について説明するよ!
人間の体は腕や足の動かせる範囲が限られています。
「通常の範囲」から外れそうになったら「戻りたい」という力が働きます。
例えば・・・
ストレッチをイメージしてください。
左肩の筋をストレッチする時、左肩の筋が「通常」に戻ろうとするので右腕で押さえます。
この筋肉や筋が伸びて「通常に戻りたい」という力を利用します。
また、腕を伸ばしたまま体の後ろに持ってくると、胸のあたりが引っ張られて少し「不快」になります。
この不快になったり痛くなる動作をしたときにも「戻りたい」という力が働きます。
この「戻りたい」という力を利用すること(イメージすること)がタメを作ることにつながります。
「例えば」では肩回りの話だったけど、腕や手首、腰、足など全身に「通常の範囲」があるよ!
利用するには意図的に、一瞬だけ「戻りたい」状態を作ることで反動をつけることができます。
通常のスイングの前に一瞬だけ「戻りたい」という反動を作ることでスイングスピードがプラスされます!
意図的に反動をつけることをやってみましょう!
あんまり大げさにすると今度は故障の原因になるから、少しの反動を作るイメージだよ!
タメの作り方①意図的に「戻りたい」という反動をつける
弓の「しなる」をイメージする
今回の話はここが一番重要です!
矢を射るとき、弦を引っ張て弓をしならせます。
弓のしなりが大きいほど勢いよく矢を射ることができます。
この弓のしなりを体でイメージしましょう。
例えば・・・
・体全体で反って弓をイメージ
・両腕を広げて胸を張って胸全体で弓をイメージ
・肘を反って弓をイメージ
このようにしなりをイメージすることが重要です。
このしなっている状態が「タメ」になります。
特にジャンプスマッシュの時は全身で反って、反りが戻るタイミングでショットを打つんだよ!
弓のしなりか・・・
基礎打ちの時に意識してみるよ!
しなりも小さな部分、例えば手首だけとか左腕だけとかどこでも使えます!
その全部を同時に使えるようできるといろいろなショットに応用が利きます!
全部を同時に使ったらめちゃくちゃスマッシュ速くなりそうだね!
タメの作り方②体を弓のようにしならせる
早く入らないと打てない?
「戻りたい反動」と「しなり」でタメを作ることを説明しましたが、そもそもタメを作るには早くシャトルの落下地点に入って、シャトルを迎えに行くことが絶対条件です。
シャトルと同じスピードで下がっていたり、迎えに行く意識がなければタメも作れませんので早く入ることを意識しましょう!
打点に早くは入れれば入れるほど長くタメを作ることができるよ!
長くタメを作れればそれだけ力強いショットが打てるんだ!
タメの作り方③可能な限り早くシャトルの下に入る
スマッシュのフォームを改善すると速くなる⁉チェックするポイントは?↓
男子高校生必見!キレキレスマッシュを打つ3ステップ
タメの作り方がわかりましたが、さらにキレキレの重たくて、伸びるスマッシュを打つにはどうすればいいのかを解説します
体重を乗せる
重たいスマッシュを打つためには、タメを作るほかに体重をシャトルに乗せることです。
体重を乗せるにはスイング時に体重移動が必須です。
体重移動は利き足(右利きの人は右足)でしっかりと踏んばり、タイミングを見て重心を利き足ではない方に移動させます。
さらにスマッシュを打つ時は背筋で上体を後ろに引っ張り弓を作ります。
背筋で引っ張った上体の「戻りたい」という反動と、インパクト時に腹筋を使って、上体を前に起こすことで、さらに体重を乗せることができます。
シャトルを斜め上から押さえつけるイメージで!
「体重移動・弓・押さえつける」すべて連動できれば重たくて速いスマッシュが完成!
腕を止める!?
キレのいいスマッシュが打てない人に多いのが、腕をそのまま棒のように振り下ろすスマッシュです!
具体的にいうと、肩を支点に回す旋回運動中、キレのあるスマッシュを打つ人は一番高いところで止まります。
そして腕を支点に、腕より先の旋回運動が始まります。
さらに腕より先の旋回運動中、手首が一番高いところに来ると旋回運動が止まり、手首の回内運動が始まります。
インパクト後は腕全体の力を抜いてフォロースルーするといった流れです。
一瞬ですが、旋回運動中に腕を止めることを意識するとスマッシュのキレが上がる人もいるので試してみましょう!
棒で打つイメージではなく、ムチで打つイメージだと上手くスイングできる!
握りこみ!
スイングするとき腕の力を抜くことが大事ですが、インパクト時はグリップを握りこみましょう。
ポイントはインパクト時の一瞬だけです。
力はあるのにスマッシュが遅い人はずっと握ってしまっていることがある!
ありがちだね!もったいない!
スマッシュに必要な筋肉を鍛えるにはこちらの記事で解説しています↓
ジャンプスマッシュのタイミングコツ
最後にジャンプスマッシュのタイミングとコツをお伝えします。
基本的には先ほど記載した、【弓の「しなる」をイメージする】で解説した反りが重要になります。
反ることを意識しすぎてジャンプのタイミングが合わなかったり、膝を曲げすぎて、カッコいいイメージのジャンプスマッシュがかっこ悪い…なんてことになってしまいます!
ジャンプのタイミングコツは下記の通り、NGパターンとOKパターンを記載します!
また、ジャンプしようと膝を曲げて足を太もも裏に近づけるのもNGです。
ジャンプしている本人は高く飛んでいるイメージですが、はたから見たらバッタが飛んでいるようであまりカッコいいとは言えません。
また曲げすぎると次の動きに支障をきたします…
少し曲げるくらいなら見栄えもいいですが、曲げすぎは注意しましょう!
まとめ
タメて打つやり方わかったよ!意識してみる!
スマッシュ以外でも、いろんなショットでタメを作ることができるんだ!
余裕ができればほかのショットも試してみてね!
今回はスマッシュの時速とタメの作り方の解説でした。
スマッシュに伸び悩んでいる、もっとスマッシュを磨きたい!スマッシュを決めれる人はどんな打ち方してるの?と考えている人には参考になったかと想います。
ショットの打ち方は指導者でも教え方が違うので、一つの打ち方としてこのタメの作り方を取り入れてください!
自分に合っているようであれば使っていただけたらと思います。
もっと決め球が知りたい!という方はバドミントンの教材で勉強する方法があります。
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「高校生のスマッシュってどれくらい速いの?」
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こんな疑問に答えます!