バドミントンダブルスクリアでの崩し方は？狙う場所とタイミングが重要

バドミントンダブルスで忘れてはいけないのはクリアのショットです。
ダブルスでのクリアは相手をかく乱するときや体勢の立て直しでよく使うショットです。
今回は…

をお伝えします。
クリアを打つ時のタイミングと狙う場所が重要になりますので覚えておきましょう！

ダブルスでクリアは有効か？メリットと効果

でははじめに、ダブルスでのクリアは有効なのか、メリットと効果を見ていきます。

２種類のクリアを使い分け

クリアには大きく分けて2種類あります。
攻めのクリアと守りのクリアです。順番に見ていきましょう。

攻めのクリア

攻めのクリアとは、相手を追い込んだり、体勢を崩したり、自分たちが優位な展開になる時に使用します。

ポイントとしては、自分が十分な体勢でクリアを打つ準備ができている時に使用できます。
つまり、クリア以外でもカットやスマッシュ、ドロップなど何でも打てる体勢のときに有効なショットです。

守りのクリア

守りのクリアとは、自分たちの体勢が崩れている時の立て直しやしっかりレシーブしたい時など、少し時間が欲しいときに使用します。

ポイントとしては、時間稼ぎなので高く、相手コートの奥に返すイメージで打ちます。
守りのクリアを打つと、次は相手に攻撃されるのでしっかりレシーブする構えが必要です。

ダブルスでクリアを使うメリットと効果は？

ダブルスでクリアを打つメリットと効果を見ていきましょう。

①相手側の前への意識をリセット

ダブルスでのクリアのメリット１つ目は、相手が前に意識している時にリセットできることです。

ダブルスではラリー展開が速く、ドライブ勝負も多いので前重心になりがちです。
ロブが上がるとカットやスマッシュに備えて、重心を前にして速くシャトルにタッチできるように構えます。
そんな前傾姿勢の相手の後ろにクリアを打つと、意識は１８０度回転させなければならないので、相手の運動量は多くなります。

相手のシャトルタッチが早い場合に使ってみましょう。
次からはクリアを警戒するようになるので前への意識が薄れます。
こちらは攻めのクリアが有効です。

②体勢・リズムを崩す

ダブルスでのクリアのメリット２つ目は、相手の体勢やリズムを崩せることです。

相手の前への意識が強すぎる場合、クリアを打つと体勢を崩したり、１歩目が遅かったりと、相手の対応が遅れるので自分たちが優位なラリー展開にできるようになります。

特に、前衛が強い方相手側へクリアを打つと、相手も自分たちの得意パターンに持ち込めないのでリズムが作れません。

相手を「崩す」という場合にとても有効なショットなので、相手を観察して崩せるタイミングはかりましょう。
こちらも攻めのクリアが有効です。

③自陣形の立て直し

ダブルスでのクリアのメリット３つ目は、自陣形の立て直しです。

自分が追い込まれて体勢が崩れ、攻撃できない時やペアの体勢が崩れていて自コートに穴ができている時に有効です。
体勢の立て直しが必要なので高く、長めのクリアを打ちましょう。

クリアの目的は時間稼ぎなので高く、相手コートの奥に返す必要があります。
クリア後はしっかりとした体勢でレシーブできる構えができるので攻められても守ることができます。
こちらは守りのクリアで打ちましょう。

ダブルスで必須のドリブンクリアとは？

攻めのクリアの中で特に有効になるのがドリブンクリアです。

ドリブンクリアとは、球威はスマッシュと同じですが、軌道が斜め下ではなく、斜め上または地面と平行に飛ばす、通常のクリアの軌道より低く打つショットです。

覚えておきましょう！

ダブルスクリアの使うタイミングは？狙う場所はここ！

ダブルスクリアを使う場面はどこでしょうか？
また、クリアで狙う場所はどこでしょうか？
順番に解説していきます。

クリアの使いどころは？

まずクリアの使いどころです。

攻撃体勢の時に活きる

攻めのクリアを打つ時の前提条件として、「攻撃体勢」であることが必須です。

攻撃体勢とは、しっかりとシャトル落下地点よりも少し下がって、前に出ながら打つことです。
攻撃体勢でのショットは、相手から見ると強い球が来るという見え方なので、攻撃体勢で打つからスマッシュ以外のショットが活きてきます。

攻撃体勢ではない状態でクリアを打つと、「どうぞ攻めてください」と言っているようなものなので、相手へのトス・プレゼントになります。
必ず攻撃体勢で打つことを心がけましょう！

相手のレシーブ位置を下げたい時

クリアの使いどころは、相手レシーブのポジションを下げたい時です。

相手がきっちりレシーブしている時は、スマッシュもなかなか決まりません。
甘いスマッシュを打ったり、ドロップを打ったらカウンターを打たれる場合があります。

その場合、相手はほぼ前に張っている状態なのでレシーブ位置も前寄りです。
そこへクリアを打つと、レシーブ位置も後ろに戻るのでカウンターを打たれることも少なくなるでしょう。
相手レシーブ位置を下げたい時に使いましょう。

ドリブンクリアを打ってはいけない場合

攻めのクリアであるドリブンクリアを打ってはいけない場合です。
それは、自分のペアの体勢が崩れている時、またはスマッシュを打たれたらレシーブできない体勢である時です。

クリアはあくまでも崩しの球なのでカウンターを打たれる場合があります。
カウンタースマッシュを打たれた時に、自陣形がレシーブ体勢でない場合は逆に自分の首を絞めることになるので、そのような場合はドリブンクリアは打たずに他のショットでつなぎましょう。

攻めのクリアで狙う場所はラウンドと真ん中！

攻めのクリアで狙い場所は、主に２点です。
相手のラウンド側、相手との真ん中あたりを狙います。
フォア側だとカウンタースマッシュを打たれるリスクが増えますので、相手の体勢を見ながら狙う必要があります。

まとめ

今回は…
・ダブルスでのクリアのメリットと効果
・攻撃的なドリブンクリアとは？
・ダブルスでクリアを使う場面と狙う場所
をお伝えしまた！

どんなに速いスマッシュを打てても単調だとダブルスでは勝てません。
このように崩しの球を混ぜることでスマッシュが活きてきます。
色々なショットが打てるように練習しましょう！

バドミントン初心者が強くなる為には勉強が必要です！
頭も一緒に鍛えましょう！

ただ練習をひたすら頑張っていても効率が悪いです・・・
しっかりと知識を蓄えてから練習にのぞんでみてください！

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