Kenさん!ステンシルマークの入ったラケットで試合って出れるの?
基本的には出れるけどNGの試合もあるから気を付けて!
ステンシルマークについて見ていこう!
こんな疑問に答えます!
バドミントンのトッププレーヤーのラケットには、ラケットのメーカーロゴが入っています。
このロゴ、ステンシルマークが入っていると「何やら強そう」という雰囲気が出せるので入れてみたいという人もいるのではないでしょうか。
また、買ったときにステンシルマークが入っていた…もらったラケットのガットにロゴが入っていたという場合、そのラケットで試合に出られるか悩みますよね!
今回の内容は、
- ガットにステンシルマークが入っいるラケットでルール上試合に出場で可能か
- ガットにステンシルマークロゴを入れる目的は?
- ステンシルマークの入れる方法
をお伝えします!
ガットにステンシルマークを入れていい?試合ルールを解説
では早速ですが、ガットにステンシルマークを入れて試合に出られるのでしょうか。
結論「要項に禁止の記載がなければ出場可能」です。
詳しく見ていきましょう。
ネットで調べるとこんな表記があります↓
H28年6月4日の第357回理事会で承認されたようです。
「国民体育大会バドミントン競技、日本スポーツマスターズバドミント ン競技を除く本会主催の第1種年次大会において、検定合格を受けたラ ケットメーカーのロゴに限り、そのロゴをステンシルマークとして使用 し、表示することを認める。ただし、全国7連盟主催の第1種大会にお いては全国7連盟の判断で表示を認めない場合もある」
引用:http://www.kinki-badminton.com/pdf/ma-ku.pdf
かみ砕いて説明すると
国民体育大会(国体)とスポーツマスターズ以外は各大会主催連盟のトップ(全国7連盟)が決める
ということです。
可否を決める全国7連盟とは?
決める全国7連盟という団体は…(今は8連盟ですが…)
上記の連盟がNGと表明すれば、ステンシルマーク入りのラケットで試合はNGです!
バドミントンの第1種大会とは?
第1種年次大会とは、下記の26大会を指します。
です。
国体とスポーツマスターズは主催が日バではなく、日本スポーツ協会(JSPO)が主催しているから上記のような書き方になっています。
上記の26大会および、その予選大会で上記8団体がステンシルマークNGという文面を記載していれば大会で出場することはできません。
現在では、全日本学生バドミントン連盟はNGと記載がありますので大学生はNGです。
ただ、日本代表選手であればOKとの記載もありますね。
また、地域のオープン大会でもNGというところがあるようですので、まずは要項を見てみましょう!
ただ、何も記載がなければ基本的にはOKということです。
ガットにステンシルマークのロゴを入れる意味は?
ラケットガットにステンシルマークを入れる意味として下記の4つです。
- メーカーの広告
- 見栄
- 団体の印
- 試打ラケット
順番に見ていきましょう。
メーカーの広告
1つ目はメーカーの広告です。
ほとんどの場合はこちらが理由です。
試合中、バドミントンラケットの見た目はどのメーカーも似たり寄ったりなのでぱっと見判断できません。
トップで戦っている選手はメーカーと契約して、無償もしくは割引でラケットを提供してもらっている選手が多いです。
メーカーも契約する以上広告塔なので、その選手にあこがれて、そのラケットを使ってみたいと思わせるために選手を活用しています。
ぱっと見でどこのメーカーのラケットを使用しているのかが一目でわかるようにしたのがステンシルマークです。
強い人しか入れることができないロゴマークとして憧れを抱かせるための、メーカーの戦略でもありますね。
見栄
2つ目は見栄です。
1つ目で記載している通り、ステンシルマークを入れてプレーするのは一つのステータスなので憧れでもあります。
ステンシルマークを入れてプレーすると強くなった気分になり、周りからの注目も集められるので入れている人もいます。
また、相手をビビらせることももしかしたらできるかもしれません。
ステンシルマークが入っているラケットを使っている=強い人
というイメージが刷り込まれているので、もしかしたら試合開始時優位に立てる場合もあるかと思います。
団体の印
3つ目は団体の印です。
団体でオリジナルのステンシルマークを作ってチームで共有することです。
ロゴは、ラケットメーカーのロゴを入れなければならないという決まりはありませんので、自分たちでロゴを作っても問題ありません。
硬い台紙をくりぬき、ガットにインクを付ければ立派なステンシルマークが完成します!
団体で一体感を求めているチームや、チームの色を出していきたいという団体にはアリかと思います!
試打ラケット
4つ目は試打ラケットです。
バドミントン専門ショップやメーカーが試打を準備していることが多いですが、どんなラケットか打ってみないとわからないという人向けに試打ラケットというものがあります。
試打ラケットを打ち比べてみて、自分にもっとも合うものを選べますので、試打ラケットが使える場合はおすすめです!
試打ラケットは、迷子になりやすく、試打ラケットとわかるようにしておかなければ紛失の可能性が高くなります。
紛失防止のために、試打ラケットとわかるようにマークを入れておくというのも、ステンシルマークを入れる理由の一つです。
ステンシルマークを入れる方法
ステンシルマークを入れる方法としては下記の通りです。
まずは必要なモノ
- ステンシルを入れるラケット
- ステンシルシート
- ステンシルインク
- 新聞紙などいらない紙
メーカーのステンシルシートと専用インクも売っています!
インクは結構高いのでマジックで良いと思います!
ラケット表面にステンシルを入れる
まずは①新聞紙を引き、その上にラケットガット部分を乗せます。
ステンシルの表と裏2回塗っていくのですが、1回目は表面に正規のロゴ向きでステンシルを入れます。
表面とは、ラケットグリップエンドにメーカーのロゴがありますので、ロゴの通り床に置いた時に天井に向いている面を表面とします。
そして、➁ステンシルシートをガット部分に乗せます。
ステンシルを入れていくのですが、ここでポイント2点
- ロゴの点を2点決める
- インクは出し過ぎない
ロゴの点を2点決める
ステンシルを入れる時は、ロゴの点を2点決めましょう!
この後裏面もステンシルを入れていくのですが、その時に目印がないと表面とズレてしまいます。
このズレをなくすために2点決めましょう。
ガット〇本目のクロスしているところを1点…
といった感じで決めるとわかりやすいです。
インクは出し過ぎない
ステンシルインクはドバっと出てくることがあります。
インクを使わずにマジックでも代用可です。
ステンシルインクがどれくらい出るのか、新聞紙の上などでまずは確認しましょう。
インクがボタボタ垂れる感じで塗ってしまうと、インクが広がってブサイクになるので、ガットに色が軽く着いたくらいの感覚でOKです。
もしドバっとつけてしまった場合は、すぐにティッシュでインクを吸い取って広がりを抑えましょう。
この2つのポイントを意識しながらロゴ全体を塗っていきます。
ラケット裏面にステンシルを入れる
続いてラケットをひっくり返して、裏面に入れます。
ステンシルシートもひっくり返して裏面にします。
上記のポイントで、2点決めた位置に裏面も固定して、軽く色を付けていきます。
出来るだけ表面とズレないように塗ることがポイントです。
ステンシルマークのインクを乾かす
最後はインクを乾かしましょう。
塗ってすぐは手にインクが付いてしまいます。
ドバっとつけない限りはすぐに乾くと思います。
まとめ
今回は、
・ガットにステンシルマークが入っいるラケットでルール上試合に出場で可能か
・ガットにステンシルマークロゴを入れる意味は?
・ステンシルマークの入れる方法
について解説しました。
まずは大会要項を見て、記載がなければ基本的にはOKという認識で良いかと思います!
記載の通りステンシルマークは上級者だけのものではないので、入れたいのであればだれでも入れることができるとわかりました!
入れてみたい人は思い切って入れてみてもいいかと思います!
ただ、ステンシルはシャトルにインクの線が付くのでそれを嫌がる人もいるので、入れるときは様子を見てからの方が無難だと思います…
以上、参考になれば幸いです!
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