バドミントンシングルススマッシュレシーブは構え方と立ち位置が大事!

バドミントンシングルスのスマッシュレシーブ打ち方!相手が嫌がる拾い方 戦術
バドテクシリ たい蔵
バドテクシリ たい蔵

Kenさん!シングルスでのスマッシュレシーブの打ち方教えてよ!

Ken
Ken

シングルスのレシーブね!
シングルスでスマッシュ取れないのは致命的だから取れるように特訓しよう!

バドミントン競技は攻めが基本です。
しかし、攻められてしまった場合に備えて、守備の強化をしておくことも大切です!

ではシングルスでのスマッシュを打たれた時はどのようにしのげばいいのでしょうか?
スマッシュレシーブが、ワンパターンになってしまうと相手に読まれてしまう可能性があります。
攻められてレシーブした後、試合を有利にすすめていくために、スマッシュレシーブの方法をいくつか持っているとワンパターンにならずに読まれにくくなります。

今回は…

・シングルスのスマッシュレシーブの構え方
・スマッシュレシーブのラケットワーク
・どこに返球したらいいか

についてお伝えしていきます。

良い構え方は?スタンスを広げて重心を低く構える

スタート

バドミントンシングルスのスマッシュレシーブは、構え方が大切です。

スタンスを広げて重心を低く構えることをおすすめします。
そして、親指側に力を入れておくのがポイント

このように構えることで下記のメリットがあります!

・重心移動のみでレシーブ可能な範囲が広くなる
・素速い動作が可能になり、速い球に追い付ける
・地面を勢いよく蹴ることができる
・スマッシュの高さに目線が合わせやすく、目線がブレにくい

棒立ちで構えないようにするだけで、スマッシュレシーブを上手く返せるようになります!

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コースを読んでポジション取り!重心位置と立ち位置を調節

Look

スピードの速いスマッシュをレシーブするためには、ある程度コースを読んでおく必要があります。
そして、拾いに行く時は、重心位置を意識してみましょう。

コースを読んだ上で重心を意識することで、レシーブが拾いやすくなります!

コースを読めるようになる為にはこちらの記事で詳しく記載しています!↓

では、どのような意識でスマッシュを待てばいいかと言うと、

・重心位置はストレート側に60~70%
・ステップは必須ではない!
・身体を倒す

以上の点を意識してみてください!

では、それぞれ解説していきます!

重心位置はストレート側に60~70%

相手は、スマッシュを打った後なるべく取りやすい位置にレシーブが返ってきてほしいと感じます。

スマッシュをクロスに打つと、自分の移動距離も長くなってしまう可能性があるため、ストレートに打つ場合が多くなります

ロブを上げたらセンターに戻って構えるのではなく、センターからやや上げた側の位置で待つのがおすすめです。

また、重心位置が真ん中よりもどちらかにあった方が逆側に打たれても対応スピードが速くなります
重心がど真ん中よりもストレート側に重心を意識していることで、逆に打たれた時でも反動&床との反発を使いやすくなるので取れる可能性が高くなります。

ど真ん中が一番中途半端でどっちつかずなのでまずは、ストレート側に重心を置いてみましょう。

相手のスマッシュ位置によっても重心位置の微調整は必要になるので、その辺は試合中で覚えていくしかありません。
スマッシュ一球一球データをとって分析するように考えながらレシーブしてみましょう。

ステップは必須ではない!

前やサイドのフットワークは、右利きの場合、左、右、と足を動かすイメージを持っている人が多いでしょう。
しかし、スマッシュレシーブの際は、実はこのサイドステップはほぼ必要ありません!

重心を低くし、しっかり地面を蹴って上体を球の方向に移動させます。
そうすることで、大抵の球は拾えます!

ステップを踏んでしまうと、その分タイムロスに繋がるので、届く球に対してのステップは省きましょう!

どうしても拾えないサイドラインギリギリのスマッシュに対しては、踏み込む方の足を逆の足に少し寄せてから踏み出すのがポイントです!

Ken
Ken

特に小さな人は足を寄せることを身につけておくと守備範囲が広くなるよ!

バドテクシリ たい蔵
バドテクシリ たい蔵

ステップのクセがついちゃってるから、慣れるまでは練習が必要だね!

フットワークのリアクションステップ、出だしについてはこちらで詳しく記載しています!

身体を倒す

身体を倒すというのは、スマッシュがくる方にしっかりと重心を傾けるということです。

シングルスのスマッシュレシーブをするためには、左右のコート端からコート端まで拾いに行かなければなりません。

どこにくるのか瞬時に判断した後の、スピード感が必要です。

素速く動くためには、スマッシュがくる!
と思ったらまず、リアクションステップを入れて床と反発させる準備
をしましょう!

このリアクションステップのコツは、相手が打つ時に着地することです。
着地した瞬間スマッシュの方向を確認し、身体を倒すように重心を傾けます。

踏み込む足は、決して上にジャンプするのではなく、球の方向に蹴るようにしてみてください!

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ラケットの出し方は後ろから前へ

ヒント

シングルスのレシーブは、ラケットを後ろから前に出すのがコツ
ラケットを後ろから前に出そうと思うと、腕だけでは上手くいきません。

重心を後ろから前へ移動させる感覚で、身体を使って打っていきます。

なぜ、身体を使って打つ必要があるのかというと…

・次の動作に入りやすい
・サイドアウトを減らす
・クロススマッシュが取りやすい

という理由からです。

では、もう少し詳しく説明していきます。

次の動作に入りやすい

スマッシュレシーブの際、身体を使ってラケットを後ろから前へ振ると、重心が前に傾きます。

そうすると、惰性で足が前へ。

足が前へ動くことで、打った後の体勢から、再び安定した体勢に戻りやすくなります

レシーブを打ったら終わり、とならないよう次の動作に入りやすい打ち方をしましょう。

サイドアウトを減らす

ラケットを後ろから前に振ると、面が前に向きやすくなります。

身体の真横ではなく、前で取る意識で振るのがポイント

ラケットが遅れてサイドアウトになる、という可能性が低くなります。

クロススマッシュが取りやすい

クロススマッシュをレシーブする際、”後ろから前”のラケットの動きを意識して、身体の前で返球しましょう。

下の図の様に、前で球を捉えることで動く距離を最小限に、しかも速いタッチで返球することができます。

クロススマッシュは前でとる

身体の横で捉えるという意識では、間に合わない場合も出てくるかもしれません。

身体の前で返球する意識で、ラケットを当てに行くようにしてみてください。

バックハンドでのレシーブについてはこちらで記載しています!

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相手が嫌がる拾い方とは?返球コースを考える

分析

スマッシュレシーブの際、ただ打ち返すだけになってしまうのはもったいない!

本来守るためのスマッシュレシーブですが、相手の嫌がるコースに返して、攻める体制に持っていきましょう!

では、どこに返せばよいのでしょうか?

私が考える返球コースは、

・ストレートの低い位置
・クロス前
・コート奥への低いクロス

が、おすすめです!

では、それぞれ解説していきます。

ストレートの低い位置

ドライブ気味の、スピードの速いストレートレシーブを返します!

体勢が整ってない状態で速いレシーブが返ってくると、相手は焦って返球します。

甘い球が返ってきたら、攻めるチャンスです!

Ken
Ken

速い速度のレシーブは、相手からの返球も速くなるよ!

打った後は速い球が返ってくるということを意識しておこう!

クロス前

コート奥からのストレートスマッシュをクロス前へレシーブすると、相手の移動距離が長くなります。

物理的に距離が遠いため、相手の嫌がるコースです。

しかし、相手からの返球もストレートのロブやストレートのヘアピンなど、遠い箇所に返ってきやすくなるため注意が必要!

また、クロス前にレシーブする際にはサイドアウトに気をつけましょう。

スマッシュをクロス前にレシーブする時は、ネットの真ん中が一番高くなるような軌道を意識してみてください!

Ken
Ken

サイドアウトしにくくなるよ!

コート奥への低いクロス

ドライブ気味のクロスレシーブを、コート奥へ!

相手は、コート奥からスマッシュを打った後、重心が前にかかります。

速い球が再びコート奥に返ってくると、取りにきにくく、ワンテンポ遅れます

鋭い球が返ってきにくいので、攻めに転じるチャンスを作ることができます!

他にもシングルスで有効な配球コースについてはこちらで解説しています!

 

まとめ

今回の記事では、バドミントンシングルスのスマッシュレシーブについて説明しました。

レシーブは、守るだけのショットではありません!

スピードの速いスマッシュだと、その分速く返せるので相手にとってもリスクがあるショットになります。
ピンチの後はチャンスです!
ただ打ち返すだけになってしまってる人は、スマッシュの拾い方を意識してみてください!