Kenさん!ノックの時のシャトル投げ方って決まりはあるの?
決まりはないけど効果的な投げ方はあるよ!
場合によっても投げ方は使い分けしないとだから見ていこう!
こんな疑問に答えます!
バドミントンの練習に手投げノックがありますが、ノッカーの投げ方がいまいちだと同じ練習メニューでも全く練習の質が変わってきます。
ノックは羽根が折れたシャトルでもできるのでシャトルの消費量を抑えられ、人数が多い場合にもグループで練習できるので、特に学校やバドミントンスクールなどではよく取り入れられています。
投げ方がわかっていないとその練習の効果が激減してしまいますので、とくに初心者の多い部活ではノッカーの投げ方を徹底した方が、試合を意識した質の濃い練習ができます。
今回の内容は、
- バドミントンノック時のシャトル投げ方種類
- 手投げノックで意識すること
- 練習内容・レベルによってシャトルの投げ方を変える
について解説します!
今の手投げノック練習に満足していないのであれば、ノッカーの投げ方をみんなで徹底してみてください!
バドミントンノック時のシャトル投げ方種類
まず手投げノックの投げ方種類を解説します。
種類としては下記の5種類です。
- 下投げ
- ダーツ投げ
- 振り下ろし投げ
- 遠投
- 速射
※投げ方の名前は私が考えたモノなので、正しい名前ではないと思います…
シャトル投げ方種類①下投げ
投げ方1つ目は下投げです。
運動オンチな人でも、初心者でも簡単にできる投げ方です。
下投げ手投げノックが効果を発揮する練習は、
など、ゆっくりしっかりシャトルをとらえる練習です。
下投げ手投げノックが効果的でない練習は、
です。
上記の練習では、他の投げ方の方がより質の高いノック練習ができると思います。
シャトル投げ方種類➁ダーツ投げ
投げ方2つ目はダーツ投げです。
ダーツの矢を投げるように脇を締めて、シュっと投げる方法です。
ダーツ投げで効果を発揮する練習は、
に効果的です。
下投げよりも同じ高さ、同じ位置に投げやすいので、1点を狙いたい場合はこの投げ方がおすすめです。
ダーツ投げで効果的でない練習は、
です。
シュっとした速い球が来るので、ロブの練習などには不向きです。
また、体を半身に入れて打つ、オーバーヘッドストローク練習でも高さが足りないので、あまり向いていません。
シャトル投げ方種類③振り下ろし投げ
投げ方3つ目は振り下ろし投げです。
ダーツ投げに似ていますが、シャトルを頭上からストレートに投げる方法です。
ダーツ投げと違うのは脇を絞めるか、脇を開けるかです。
脇を閉めた方がコントロールがつきやすく、狙った場所に投げることができますが、脇を開けた方がもっと力強く速い球を投げることができます。
振り下ろし投げが効果を発揮する練習は、
です。
最も速く投げられるので、スマッシュレシーブ練習にはこの投げ方が最適です。
振り下ろし投げが効果的でない練習は、
です。
速さを求められるノック投げ方なので、ネット前練習では使えません。
シャトル投げ方種類④遠投
投げ方4つ目は、遠投です。
文字通り、遠くに投げる方法で、振り下ろし投げの投げ方に似ています。
振り下りし投げは頭の上の位置から投げるのに対し、遠投はしっかりと肘を引き、斜め上の遠くに投げる方法です。
遠投が効果を発揮する練習は、
です。
とくにネット前でスマッシュ練習や、ハーフから一歩で飛びついて打つ飛びつき練習に向いている投げ方です。
遠投が効果的でない練習は、
です。
ネット前で振りかぶって投げる必要がないので、ネット前練習では違う投げ方をしましょう。
シャトル投げ方種類⑤速射
投げ方5つ目は速射です。
速射は手持ちのノック球をとにかく早く1点を狙って出すという方法です。
速射が効果的な練習は、
です。
レシーブでの打った後、すぐ次のレシーブ動作へ戻る練習をする場合や、プッシュを打った後、速いレシーブが返ってきた場合を想定し、すぐにラケットを上げる練習に使います。
速射が向いていない練習は、
です。
上記のすぐラケットを上げる練習、すぐラケットを戻して次に備える練習以外ではこの速射は使えません。
✅基礎打ちの内容で効果的な手投げノックの主な投げ方一覧です
ショット練習 | 投げ方 |
---|---|
ドライブ | ➁ダーツ投げ |
ロブ | ①下投げ |
ドロップ | ④遠投 |
プッシュ | ➁ダーツ投げ or ⑤速射 |
レシーブ | ➁ダーツ投げ or ③振り下ろし投げ or ⑤速射 |
クリア | ④遠投 |
ネット | ①下投げ |
スマッシュ | ➁ダーツ投げ or ④遠投 |
手投げノックで意識することとは
手投げノックで意識することをまとめました。
意識することは下記の通りです。
- シャトルの持ち方
- 試合を想定した球出し
- 相手の動きを見てタイミングを合わせる
シャトルの持ち方
まずは、シャトルの持ち方からです。
基本的にはコルクか羽根のかがり糸の部分を親指と人差し指(持ち方が安定しない場合は中指も)で軽く持ち、投げる際にはパッと離します。
たまに羽根部分を持って投げている人を見かけますが、狙った場所に投げられないうえに遠くに飛ばせません。
持つ位置を変えるだけで活きた球を投げられるようになるので、羽根部分を持っている人は改善した方がいいです。
試合を想定した球出し
ノックで最も大事なことは、試合を想定した球出しができているかです。
ただただ適当なタイミングでポンポン投げていては、練習ではなくただの作業です。
実際のラリーではこんな球来ないだろうという球出しはNGです。
手投げですが、なんのショットを打ってここに球を集めているかを意識するだけでもノックの球は全然違いますので、試合で打たれることがあるような球を投げるように意識しましょう。
ただの作業にならないように気をつけてください!
相手の動きを見てタイミングを合わせる
球出しのタイミングは、相手の動きを見ながら出しましょう。
先述の試合を想定した球出しを意識する項目でも記載しましたが、ただの作業になってしまうと、タイミングが合わないので意味のない練習になってしまいます。
ノックの効果を上げるためには投げるタイミングはすごく重要です。
相手がこの動作をしたら、相手がここでステップを踏んだら、ホームポジションに戻る直前に…というように自然なフットワークや自然なラケットワークでノックができるように球出ししてあげましょう。
練習内容・レベルによってシャトル投げ方を変える
レベルによってシャトルの投げ方を変えるべきです。
例えば、シングルスのフットワーク練習で、手投げで相手を動かす際、スピーディーで追い込んだ練習にするのか、フットワークの足運びを確認しながら球出しするのかでも全く違った練習になります。
同じノック内容、同じ投げ方でも投げるテンポを変えたり、投げるスピードを変えたりすることで、ノック練習のレベルを調節することができます。
チーム内でレベル差がある場合や、身につけたい技術の習得に合わせて手投げノックの投げ方を意識して見ましょう!
まとめ
今回は、
・バドミントンノック時のシャトル投げ方種類
・手投げノックで意識すること
・練習内容・レベルによってシャトルの投げ方を変える
について解説しました!
手投げノックの質を最大限に上げるシャトルの投げ方がわかったかと思います。
この投げ方を部内で浸透すれば、団体でのレベル底上げもできるようになるので、一人だけがきちんと投げられるのではなく、ぜひ部内一人一人が投げ方をマスターできるよう、育成できる流れが作れればいいですね!
ノックはノッカー次第なので、手投げノックのレベルを上げていきましょう!
バドミントンのノック練習時のシャトル投げ方がわからない…部活で手投げノックをするけど初心者にどう教えたらいいのかわからない…シャトルの投げ方によって練習の効果は違うの?