
Kenさん!バドミントンのシャトルすぐ壊れるんだけど対処法ないの?

冬とかすぐ壊れるよね!
今回はシャトルの寿命を長くする方法を解説するよ!
こんな悩みに答えます!
バドミントンのシャトルってすぐ壊れるイメージですよね!
季節や打ち方によって、同じシャトルでも壊れるスピードは全然違います。
シャトルは消耗品ですが、安いモノでもないのでできるだけ長持ちさせたいというのが多くの方の願望…
今回の内容は、
- バドミントンのシャトルはどうしてすぐ壊れる?
- 壊れにくいシャトルとは
- バドミントンシャトルの寿命を長持ちさせる方法
について解説します!
とくに冬場はシャトルが壊れやすいので必見です!
バドミントンシャトルはどうしてすぐ壊れる?シャトルの寿命とは

バドミントンのシャトルはどうしてすぐに壊れるのでしょうか…
下記の要因が考えられます。
- 天然の羽を使用している
- 作りが複雑
- シャトルの打ち方(ヘタ打ち)
- 湿気
- レベルが合っていない
- 経年劣化
それぞれ見ていきます。
要因①天然の羽を使用している
1つ目の要因は、天然の羽を使用しているからです。
主に高級なシャトルはガチョウ、安価なシャトルはアヒルの羽を使用しています。
どれも天然ものなので個体差によっても壊れにくい、壊れやすいものが混ざっています。
皆さん忘れがちですが、シャトルの羽は生きていた鳥から羽根を取っているので、
当然見た目は同じ形や太さでも強度が違うが場合があります。

素人目では全くわかりません!
見た目は同じなので私も全くわかりません…
人間と同じように水鳥の育ってきた環境や食べ物でも変わってくると思います。
生きていた動物の一部を頂戴して、バドミントンというスポーツが成り立っています。
そう考えるともっとシャトルを大事に使おうという気持ちが芽生えますね!
現在の水鳥シャトルは、動物愛護の観点からも、地球環境の観点からも、未来は明るくないので、バドミントン競技の未来のために早々に人工シャトルの時代がやってきてほしいと思っています。
要因②作りが複雑
要因2つめは、作りが複雑だからです。
バドミントンのシャトルは球技の中でも特に異形です。
テニスや野球、サッカーのように球は丸ではありません。
スポーツに限らず何でもそうですが、作りがシンプルな方が強度は強いです。
作りが複雑なほどいろんな機能や性能がある一方で強度はモロイです。

ましてや約5gという制約もあるのでシャトル作りはホント大変!
バドミントンのシャトルもコルクに羽根を1本1本植え付けて、かがり糸で固定、接着剤で形を整えるという超複雑な形状をしています。
ゆえに奥が深く、少しの差でも性能の良し悪しがわかれます。
羽根の接着の仕方、コルクの作り、接着剤の成分や分量など…
それらの要因やメーカーによって強度が変わってきますので、寿命が長い・短いという結果につながります。
要因③シャトルの打ち方(ヘタ打ち)
3つ目の要因は、打ち方です。
特にレベルが低い人はフォームが定まっておらず打点もバラバラ…
ただでさえ壊れやすいシャトルに、フレームショットが多ければ1ラリーで壊れることも…
男子中学生や高校生はブンブン振り回して力強いショットを打ちたがるので、その年齢層は高価なシャトルでもすぐ壊れます!
初心者を指導する場合は、まずはフォームを安定させることから!
それがシャトル寿命の長持ちに繋がります。
要因④湿気・乾燥
4つ目の要因として、湿気です。
特に冬場など乾燥する時期などは、羽根も乾燥して壊れやすくなります。

髪の毛なども乾燥していると、バサバサして痛みやすいですよね!
それと同じ!
天然ものなので仕方がないです…
この湿気対策がすぐにできる対処法として一般的です。
温度や月によって何番を選べばいいのかはこちらで解説しています☟
要因⑤レベルが合っていない
5つ目の要因としてシャトルのランクと、使用者のレベルが合っていないことです。
打力が強い男子などが安価なシャトルを全力スマッシュするとすぐに壊れます。
シャトルは打った際に一度ぺしゃんこにつぶれます。
そこから復元しながら飛行し、相手のコートに向かいます。
強すぎるパワーが加わると復元できずにコルクが割れたり、羽根が折れたり、ぺしゃんこのまま復元しなかったり…
その場合はシャトルのランクを上げて、ある程度耐久性のあるモノに変える必要があります。
要因⑥経年劣化
6つ目の要因として経年劣化です。
シャトルは製造されてから3か月くらいで徐々に劣化が始まり、半年くらいから劣化を体感できるレベルのようです。
羽根は天然ものですし、月日が経つと水分や油分がなくなります。
接着剤も月日が経つと、もろくなったり、はがれやすくなります。
ショップの棚にずっと置いてあったシャトルだとすぐに壊れてしまう場合があります。
しかし、我々ユーザーが製造した時期を知るすべはないので運でもありますね…
人気のお店で人気のシャトルだと回転も早いので経年劣化の原因は少ないと思います。
1シーズンで使い切るようにシャトル購入量を調整しましょう。
バドミントンシャトル壊れにくいものとは?

シャトルで壊れにくいものはどんなものを選べばいいのでしょうか。
ここでは今使っているシャトルよりも耐久性を上げたい場合のシャトルを選ぶポイントです。
下記の2点から一般的な選び方を解説します。
- 羽根部分はガチョウを選ぶ
- コルク部分は天然コルクを選ぶ
羽根はガチョウ
羽根部分がよく折れるという場合は、羽根部分がガチョウの羽にするのがおすすめです。
アヒルの方が白くてきれいなので、高級そうに見えるのに対し、ガチョウは少し濁っていて汚いものもありますが、耐久性があります。
現在アヒル羽を使用している場合はガチョウの羽にすると耐久性が上がりますので、シャトル寿命も伸びるはずです。
羽根部分が壊れやすいチームに向けた人工のシャトル
特に羽折れが多いチームに向いている天然羽根ではなく人工シャトルという選択肢もあるので、おすすめ人工シャトルを紹介します!
①MIZUNO 人工シャトル【テックフェザー03】
日バ検定球で唯一「合成球」という枠で合格している人工シャトルです。
羽根部分は天然のものは一切使用しておらず、耐久性も第2種検定球と比べて約2倍とのこと。
軸部分はHの形状をしており、建設現場の骨組みにも使用されている形状!
少々軸部分をフレームショットしても折れにくいのが特徴で、天然の羽ではないので羽が散るということもありません。
打力が強くフレームショットが多いという男子には向いていないかもしれませんが、ジュニアや女子、年配方が多いチームにはおすすめです!
打感は、はじめは少し硬く重い印象を受けますが、すぐに慣れて、通常の天然球と違和感なくラリーができます!
②GOSEN ハイブリットシャトルコック【310】【510】
GOSENの練習用シャトルで、軸部分がナイロンでできているので、軸をフレームショットでよく折るという層に向いています。
種類としては2種類あり、白いパッケージの310はアヒル羽を使用、青いパッケージの510はガチョウの羽を使用しています。
当然値段は青い方が高いです…
ですが、断然青のガチョウ羽根の方がコスパがよくおすすめ!
お値段も少ししか変わりません!
打感としては、思ったほど違和感なく、少し柔らかく感じます。
そもそもの値段がかなり安いので、この値段でこの性能だったら「全然あり!」と思うでしょう!
ゲーム練習やパターン練習などキレイ目のシャトルを使った練習に取り入れてみてください!
コルク部分は天然コルク
コルクには天然コルクと人工コルク、粉砕コルクがあります。
コルクが壊れる場合はコルクのランクを上げることをおすすめします。
天然コルクは非常にクリアな音が出て気持ちよく打てますが価格が高い…
安いシャトルでは人工コルクや粉砕コルクが使用されていますが、粉砕コルクはずっと打っていると、コルク部分がぐにょっとつぶれたり、鈍い打感になりやすいですが価格は低い!
粉砕コルクは強い打力の人が打つとすぐにぐにょっとつぶれてしまいます。
その場合は人工コルクにした方がいいですが、人工コルクも天然コルクに比べると耐久性はなく打感も鈍いですので打っていて気持ちが良いとは言えません。
私のおすすめは、レベルが低くても力が強い層には天然コルクが結果的にコスパが良くなるのでいいです!YONEXのシャトルで言うとエアロセンサ400です!
現在のシャトルが粉砕コルクの場合は人工コルクへ、人工コルクの場合は天然コルクにすると、コルク部分の耐久性は上がるので検討してみてください。
バドミントンシャトルすぐ壊れる時の長持ちさせる方法

シャトルがすぐ壊れる時の長持ちさせる方法をいくつか紹介します!
壊れる要因④の湿気対策と要因⑤のレベルに合わせたシャトル選びが主な内容です。
方法①霧吹き
一つ目は霧吹きです。
乾燥対策としては、水気を与えてあげてあげると乾燥によるシャトル壊れを少なくすることができます。
ただ、水を与えすぎるとシャトルが重たくなるので少量だけシュっとするのがポイントです。
霧吹きの中でも穴が大きいものから小さいものまであるので、小さくて霧が細かいものがおすすめです。
使用前に1プッシュ、少し離れたところからシュっとかけましょう。
メーカーとしてはあまりおすすめされていないようですが、実際に耐久性が上がったような気がするので気になる方は一度お試しください!
方法②濡れたタオル
2つ目の対策として、濡れたタオルの上にシャトルを置いておくことです。
タオルを濡らしてよく絞り、使用予定のシャトルを上に置いておく、もしくはタオルで包んでおくと乾燥で壊れることを防げます。
注意点として、体育館によっては濡れたタオルを直接置くのはNGの場所があることやタオルが濡れすぎていると、多く水分を吸ってしまうのでシャトルが重たくなります。
耐久性は上がりますが、飛び方や性能が変わってしまうのでそこも注視しなければなりませんが効果はあると思います!

私が練習しているクラブでもこの方法とってますね!
方法③保管方法の見直し
3つ目の対策として、保管方法を見直すことです。
シャトルの正しい保管方法は、
です。
特にNGな保管方法としては次の通り
です。
詳細はRSLメーカーの記事に詳しく記載されています。
→RSLの記事
NGな保管方法をしている場合は、保管方法を正しい方法に変えるだけで長持ちするかもしれません!
方法④使用シャトルの見直し
4つ目の対策として、使用シャトルの見直しです。
レベルが合っていなければ消費も早いですしコスパも悪いです。
レベルが上がれば練習用シャトルのランクも上げた方がコスパはよくなり質の高い練習ができるようになります。
シャトル代を安く抑えたい場合、安いシャトルを求めがちですが、シャトルの寿命を考えるとレベルに合っているシャトルを選ぶ方が、結果的にコスパは良いです。
コスパの考え方についてはこちらの記事でシミュレーションしているので参考にしてみてください☟
まとめ
今回は、
・バドミントンのシャトルはどうしてすぐ壊れる?
・壊れにくいシャトルとは
・バドミントンシャトルの寿命を長持ちさせる方法
について解説しました。
今の練習球が壊れやすいのは季節によるものかもしれませんが、年中壊れやすいと感じているのであればシャトルを変えることをおすすめします。
現在ヨネックスのシャトルを使用しているのであれば、こちらの記事でおすすめの代替シャトルを紹介しているので確認してみてください。
シャトルは安いモノではありませんので、はやく自分たちのチームにしっくりくるシャトルが見つかればいいですね!
バドミントンのシャトルがすぐ壊れるの対処法を知りたい!シャトルの寿命を長持ちさせる方法を知りたい!シャトルを壊れにくいモノに変更したいけど
どれを選んだらいいの?