バドミントンダブルスペアの決め方は?相性が悪いとテンポが合わない⁉

バドミントンダブルスペアの決め方は?相性が悪いとテンポが合わない⁉ 知識
バドテクシリ たい蔵
バドテクシリ たい蔵

Kenさん!ダブルスのペアってどうやって決めたらいい?

Ken
Ken

ダブルスは相性があるからね!

チーム内で自分と誰が相性がよさそうか見ておくといいよ!

バドミントンダブルスでは、ペアの組み方によって強さが大きく変わります

ダブルスのおもしろいところは、1+1=2ではなく、1+1=2以上の力を出すことができるところ。
そのために、ペアの相性は重要です!
実は、部の一番手と二番手が組むのが一番いい!というわけではないんです!

では、どうやってペアを決めればいいのでしょうか?

今回は…

  • ダブルスの攻め方のスタイル
  • 相性がいいペアの決め方
  • 相性が悪いペアとは?

について、解説していきます!

バドミントンダブルスの攻め方スタイル

分析

バドミントンのダブルスは、ペアによって攻め方が異なります。

どのような攻め方があるかというと、

  • 攻撃主体のペア
  • 守備主体のペア
  • スピード重視のペア

といったスタイルです!

これらは、それぞれの得意なショットやタイプで決まってきます。
では、各スタイルの特徴をみていきましょう!

攻撃主体のペア

スマッシュ、ドライブ、プッシュといった、攻撃的なショットが得意なペア

ハードヒッターな後衛が、後ろからスマッシュを打ち、甘く返ってきた球に前衛が飛び付きます!

攻められる前に攻めろ!攻めるが勝ちだと言われているダブルス。

ミスして自滅…ということがなければ、ダブルスの形としては理想的。

守備主体のペア

レシーブを得意とするペア

守備力が高く、相手からの攻撃を返球することで失点を防ぎます。
相手のミスを誘うことによって得点を得るのが、このタイプの特徴です。

相手は、攻めても攻めてもポイントを奪えなければ、体力を消耗し、ミスに繋がります。
また、守備からのカウンターやフェイントなど、球運びの工夫で攻められにくい状況を作ります

スピード重視のペア

ドライブ合戦や低いロブで展開を速くするペアです。

バドミントンダブルスは、一球一球のスピードがとても速い競技です。

ラリー中は、ローテーションで前衛と後衛を担当するので、スピードに対応していかなければなりません!
常に速い球に追い付くために、持久力や瞬発力、集中力などに優れています。

スピード重視のペアは、余裕を持って球に追い付くことができるため、コントロール力も高いです。

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ダブルス相性がいいペアの決め方

ダブルス

バドミントンダブルスのペアには、相性が大切

息のあった相手と組むことで、強さが何倍にもなります

打ってほしい場所に打ってくれたり、カバーしてほしいところを拾ってくれたり…
ローテーションが上手くまわると気持ちがいいです!

相性がいいペアの決め方は、

  • 自分と違うタイプと組む
  • 自分とリズムが合うペアと組む
  • 不得意を補い合えるペアと組む
  • 仲がいい人と組む

という方法があります。

では、それぞれについて解説していきます!

自分と違うタイプと組む

タイプが違う選手同士で組むことで、お互いの得意な部分を活かし合うことができます。

例えば、

  • スマッシュが得意で、広い範囲動くことを得意とする選手→後衛
  • 瞬発力があり、速い球に反応できる選手→前衛

お互いが得意とするショットを活かすために、トップアンドバックでこの形を作るよう意識すればいいのです。

その結果、2人の実力以上の強さを出すことができます!

Ken
Ken

僕はスマッシュが得意だったから、前で球を作ってくれる人が合っていたよ

自分とリズムが合うペアと組む

バドミントン競技は、リズムが大切です。

このリズム、相手を崩す場合はサーブのタイミングをずらしたり、スマッシュの速度に緩急をつけたりすると効果があります。

では、自分たちのペアのリズムとは何を指すかというと、

  • ローテーションのタイミング
  • 思いやりのあるコース

といったことです。

ローテーションのタイミング

バドミントンのダブルスでは、ローテーションをしていきますが、このローテーションのタイミングが合うと組みやすいと感じます。

例えば、後衛がスマッシュを打ち、甘い球に向かって後衛がこのまま詰めれば一気に攻めることができる場面…

前衛が取れないと思えば、いさぎよく横によけて後ろ移動することで、スムーズなローテーションになります。

ダブルス前衛がよける

どうしよう…自分がとったほうがいいのかな

と、お互い戸惑う機会が多ければ、リズムが合わない…と感じてしまいます。

思いやりのあるコース

バドミントンのダブルスでは、“ペアのことを考えた配球をする”ということが大切です。

後衛がスマッシュを打って攻める時、どこでもいいから打つのでは、前衛は戸惑ってしまいます

なぜかというと、前衛は後衛がスマッシュを打った瞬間に返球方向を予測して動きます。
いきなりクロスを打つと、前衛への返球の予測範囲が広くなってしまい…

そっちかよ?!

と、予想外の配球によってリズムが崩れる結果に繋がるためです。

スマッシュのコースについては、こちらも参考にしてみてください!

不得意を補い合えるペアと組む

ダブルスは、2人で協力してゲームを進めていくことに面白さがあります。

不得意を補い合えるペアとは、わかりやすく例えるとすれば混合ダブルス。
混合ダブルスは、女性が前衛を守り、女性より力の強い男性が後衛を守る形をとることが多くあります。

後衛の男性がスマッシュを打ち、前衛の女性がプッシュで決める。
これは、力の差を補い合う形になっています。

同性同士のペアであっても、お互い不得意な部分があるはず。

支え合える人間関係は、信頼感があります。
ダブルスのペアも同じです!

仲がいい人と組む

Ken
Ken

仲がいい人と組めば、おそらく思ったことは言えるはず!

こういう時は任せて!こういう時はお願い!
といった決め事が、話し合いやすいです。

また、お互いを励まし合う言葉が自然に出てくるため、精神面で支えになります。

萎縮せずに動くことができるというのも、いい点です。

気を遣って手を出したり出さなかったりでは、お互いの力が発揮できません。

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相性が悪いとイライラする?相性が悪いダブルスペアとは

ダメ

ダブルスの試合中、なんだか思うように動けない…
動く範囲が広くて必要以上に疲れる…
お見合いする回数が多い…

など、イライラしてしまうのは、もしかしたらペアとの相性がよくないのかもしれません。

相性が悪い可能性があるのは…

  • 自分と同じタイプペア
  • 自分とリズムが合わないペア

といったペアです。

その理由を解説していきます。

自分と同じタイプのペア

自分と同じタイプのペアは、一見相性が良さそうです。

しかし、実はあまり相性がよくありません!
なぜかというと、苦手な部分の穴埋めがしにくいから

最初にもお伝えした通り、バドミントンダブルスは1+1=2以上の力が出せる競技です。

同じタイプの選手同士で組んでしまうと…
得意な部分が同じ。
苦手な部分も同じ。

ということで、2以上の力は期待しにくくなってしまうため、おすすめしません。

カバーして欲しい部分をカバーしてくれない…
というのは、イライラしてしまう原因になってしまいます

自分とリズムが合わないペア

先述で“ダブルスの相性のいいペアの決め方” の項目でもお伝えしましたが、バドミントンのダブルスは、リズムが大切です。

練習や話し合いを重ねてもローテーションのタイミングが合わなかったり、お互いが思ったコースに打ってくれない、と感じるのであれば、それはリズムが合いにくい相手。

思いが伝わらない…と感じると、モヤモヤしながらゲームをすることになります。

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団体戦でのダブルスペア決め方考察

Good-Better-Best

団体戦でのペアの決め方考察したいと思います。

少し記事の内容がズレるかもしれませんが、ダブルスのペア決めという内容なのでコラム的な視点で見て頂けたらと思います!

Ken
Ken

ここからは個人の考えなので正解ではありません!

悩んでいる人は参考にしていただけたらと思います!

公式団体戦では2複3単が多いので、ダブルスの1ダブ2ダブとして考察します。

ダブルスのペア決めの方法は下記が考えられます。

  • 正規ペア
  • 組み換えペア
  • 流れを作るペア
  • 後のシングルスを考えたペア

また、オーダーの順番に関しての考察もしてみます!

正規ペア

最も多いのが個人戦でも組んでいる正規ペアです。

ペアでコンビネーションの練習をしているので熟練度も高くゲームの組み立て方を知っているので安定感もあります。

最も勝率の高い組み方ですが、相手チームにオーダーを読まれやすいペアでもあります。

相手チームのペアよりもこちらの正規ペアの方が強ければ相手は外してくることが予想できます。

しかし、相手チームよりレベルが高ければ正規ペアで行くべきで、確実な一勝が期待できます。

組み換えペア

組み換えペアでは3パターン考えられます。

  • パワー分散をするオーダー
  • 流れを作るオーダー
  • 後のシングルスを考えたオーダー

組み換えペアのメリットとしては、相手の虚をついてリズムを狂わせたり、相手チームの方が格上だったら大金星をあげられる可能性がある、いわばギャンブルの要素があります。

相手に知られていない分、こちらの攻撃パターンがハマる場合もあるのです!

パワーを分散をするオーダー

2つのダブルスペアのうち、1ペアが飛びぬけて強い場合に考えられます。

強いペアでは確実に勝てるが、弱い方のペアでは勝利は期待できない場合、強いペアを分解して2つのダブルスの強さを合わせる戦法です。

ただし、あわよくば2勝あげられるが、2敗する可能性も秘めているので後のシングルスが不安な場合は分散するオーダーはおすすめできません

ギャンブル的なオーダーですが、練習で息が合うようであれば本番使ってみてもいいかと思います。

流れを作るペア

団体戦ではチームの雰囲気づくりが大切です!
試合が始まり、一番初めのダブルスの勝敗がチームの雰囲気を作る場合が多くあります。

例えば、盛り上げ上手であまり緊張しないペアで組ませたり、ノッたら強い攻撃型の2人を組ませたり…

団体戦の一番初めのオーダーは独特のムードがあるのでチームの流れを考えたペアを作るのもありかと思います!

実際に私の学校でも正規ペアではありませんが、超攻撃型のダブルスで格上ダブルスに挑み、勢いで勝利したことがありました!

団体戦は勢いも大切です。

後のシングルスを考えたオーダー

チームにエースがいる場合に考えるオーダーで、エースがシングルスとダブルスに出場するするパターンです。

エースで確実に2勝あげたい、且つダブルスではあまり体力を消耗したくない場合の考え方です。

エースを❶、エースのペアを❷、もう一つのダブルスペアを❸、❹とします。

組み換えダブルスペア

❶❷が正規ペアですが、❷❸でも相手チームの強いダブルスに勝てそうな場合、相手チームの弱いペアに❶❹ペアを当てるという作戦です。

相手チームの強いダブルスに当たってしまうと接戦になって体力を消耗してしまってシングルスが不安という場合、このような組み換えオーダーもありかと思います。

Ken
Ken

実際に私も高校で組み換えて試合に挑む場合がありました!

ダブルスオーダー順番の考察

試合のオーダーを考えるとき、順番で悩んだ経験あるかと思います…
相手チームのメンバー実力がわかっている場合はなおさら悩むと思います。

オーソドックスなオーダーとしてはこちら↓

第1試合第1ダブルス2番目に強いペア
第2試合第2ダブルス1番目に強いペア(エース)
第3試合第1シングルスダブルスに出ていない内の1番目に強い人
第4試合第2シングルスシングルスエース
第5試合第3シングルスシングルスエースの次に強い人

※第3試合のシングルスに出る人は、ダブルスと兼ねれません。

なので第1シングルスには、部内で3番目にシングルスが強い人か、シングルスに特化した人が出てくることが多いです!

第2試合に1番目に強いペアを出す理由は、後のシングルスに向けてテンションを維持するために時間を空けすぎないという理由もありますが…

第2試合目と第4試合目はやはり重要な場面になりますので強い人が出てくることが多いです。

第1試合で自チームが勝っていれば、第2試合で王手をかけることができます。
逆に第1試合で自チームが負けてしまっても、取り返せる可能性が高いです。

第4試合も2-1で勝っている場合は勝ちを決められる重要な場面、1―2で負けていても、2-2回しで第5試合につなげられることができます。

格上チームと当たる時はオーダーをずらすことも大切です!

自チームの強い方のダブルスと相手チームの強い方のダブルスが当たった時、勝つ希望が薄い場合は相手チームの弱い方のダブルスに当てるようオーダーを考えます。

格上に対するオーダー↓

第1試合第1ダブルス1番目に強いペア
第2試合第2ダブルス2番目に強いペアもしくは、組み換えペア
第3試合第1シングルスダブルスに出ていない1番強い人
第4試合第2シングルスシングルス出場メンバーで3番目に強い人
第5試合第3シングルスシングルスエース

第1試合、第3試合、第5試合で勝ちを取りに行くというオーダーです。

強い人が出てくる第2試合と第4試合は捨てる(言い方が悪いですが…)という考えです。

ハマればもしかしたら格上を食える可能性があるので参考にしてみてください!

以上!オーダー決めの参考でした

まとめ

今回は、バドミントンダブルスの、相性の良いペアの決め方について解説しました。

相性が悪くてテンポが合わないと感じれば、合う相手と組むのが理想。

なんとか息が合うように…と頑張ることもできますが、お互いのタイプや癖があるため伸びには限界がきてしまいます。

お互いの力が引き出せ、苦手なところを補い合えるパートナーを見つけて、後悔しない形で練習に取り組んでいけるといいですね!

とはいえダブルスもセオリーは大切です!セオリーはこちらを見て勉強しましょう!