Kenさん!ガットのテンションってどれくらいで張ったらいいの?目安とかない?
ガットの強さだね!
使う人によっても違うから大体の目安を見ていこう!
こんな疑問に答えます!
バドミントンガットにはテンションと言い、ポンドで表される張りの強さがあります。
スイングスピードや得意ショット、ガットによってテンションの強さを変えて、より理想的なプレーができるように調整するのですが、はじめたての初心者の方やまだまだ経験が浅い人にはどれくらいで張ればいいのかわかりませんよね…
張り替え時にお店では必ず「ポンド数は?」と聞かれるので自分のベストなポンド数を把握しておく必要があります!
そんな時、どれくらいのポンドで張ったらいいのかおすすめの目安があれば悩まなくて済みますよね!
今回の内容は、
- ガットを今よりも強く張る時のメリットデメリット
- ガットおすすめのテンション目安(属性別で解説)
- ガット張り替え時のテンション強さはどれくらいがいい?
- 手張りと機械張りでは何ポンドくらいの差がある?
についてお伝えします。
こちらも明確な答えがないので、私の感覚になるのでそのあたりはご了承ください。
まずはじめに知っておくべきことは、今使っているラケットのガットは何ポンドで張っているかを把握することからです!
バドミントンガットを強く張るメリットデメリットは?
バドミントンガットを今よりも強く張った場合のメリットとデメリットを解説します!
飛びが悪い、スピード感がない、スマッシュが遅い…
こんな悩みがあるからガットを強く張ろうと考える人も多いと思いますが、実は強く張ればすべてが改善されるわけではありません!
今よりもポンドを下げた方がいい場合もあるので参考にしてみてください!
わかりやすく表にするとこんな感じです☟
ガットを強く張る場合のメリット
ガットを今よりも強く張る場合のメリットを解説します!
メリットとしてはこちら↓
シャトル操作が向上する
ガットのテンションを高くすると、余分なたわみがなくなるのでショットの操作性が上がります。
操作性が上がると、シャトルを狙った場所に打ちやすくなります。
反発力が向上
テンションを上げると、シャトルがラケットに当たった際の反発力が増します。
反発が良くなると、初速が速くなるので切れのあるショットが打てるようになります。
スマッシュの威力向上
テンションを上げると、スマッシュなどの攻撃的なショットの威力が増します。
ある程度スイングスピードが速くならないと、スマッシュの威力も上がりません。
スイングスピードが速くなればガットのテンションも上げていった方がいいです。
注意点として、上記のメリットを活かすには経験ときちんと力を伝える伝え方ができていないと効果を感じられません。
まだきちんと当てられない、クリアが後ろまで飛ばないといった場合、テンションを上げることは逆効果になる可能性があります。
ガットを強く張る場合のデメリット
ガットを今よりも強く張った場合のデメリットを解説します!
デメリットとしてはこちら↓
コントロールの低下
これは、ガットを一気に強く張りすぎると起こります!
シャトルがガットに当たった瞬間に跳ね返りやすくなり、球持ち時間がなくなるのでコントロールがしにくくなります。
とくにクリアやロブといったコースをきっちり狙いたいというショットでは、ガットを硬くすることで狙ったポイントからズレやすくなります。
怪我のリスク増加
テンションを上げると、肘や肩への負担が今よりも大きくなります。
とくにジュニアや中学生などカラダがまだ出来上がっていない状態、またはフォームがきちっとできていない状態でテンションを硬くし過ぎるとテニス肘や手首の使い痛みなどのリスクがあります。
無理なスイングが多い方は特に怪我をする危険性が高まります。
ガットの寿命短縮
テンションが高いほど、ガットが切れやすくなります。
今よりも頻繁な張り替えが必要となり、結果的にコストが増えます…
スイートスポットが狭まる
ガットのテンションが高くなると、ラケットのスイートスポットを感覚的に掴みにくくなります。
いままで飛んでいたショットも、スポットが少しずれただけで全然飛ばなくなったりします。
ラケットの破損リスク
これは高テンションの場合です。
ハイテンションにすると、ラケットフレームやグロメットに大きな負荷をかけます。
不慮の接触や衝撃があった場合、ラケットが破損する確率が高くなります。
パワーの低下
テンションを高くすると、シャトルを遠くまで飛ばしにくくなる場合があります。
これまではガットのたわみのチカラで遠くまで少しの力で打てていたものが、後ろまで飛ばすためには筋力が必要になってきます。
特に力の弱い人や初心者にとっては、後ろまで飛ばしにくくなる可能性があります。
メリットとデメリットを考慮し、自身の技術レベルや体力に合わせてあげるときは少しずつテンションを上げていきましょう。
過度に高いテンションは必ずしも良いパフォーマンスにつながるわけではないということです!
バドミントンガットテンション強さの目安は?使用者別おすすめで解説
ガットテンションはどれくらいの強さで張ればいいのでしょうか、使用者それぞれのガット強さおすすめ目安です。
はじめに一覧としてはこちら↓
属性①初心者男女
初心者の方には18ポンド~20ポンドがおすすめです。
このポンドのメリットは、とにかく遠くに飛ばしやすい!
ガットがたわんでくれるので、まるでトランポリンのようにグッとシャトルを掴んで、リリースしてくれる…
ラケットフレームの内側にさえ当てていれば、相手コートに返ってくれやすいのでミスショットも少なくなります。
とりあえず遠くに飛ばしたいという方で、少ない力で相手コートにエンドラインまで飛ばせたらという人に向いています。
このポンドでのデメリットは、速い球が打てないということです。
相手に勝つためにはスマッシュやドライブなど、攻撃ショットは必要になります。
初心者には速いショットはあまり必要ではありませんが、レベルが上がってくると、自然と攻撃ショットで相手からポイントを奪いたくなるので、相手に勝つためには少しポンドを上げることをおすすめします。
属性②小学生男子・女子
小学生の男女におすすめなのは18ポンド~22ポンドです。
小学生で始めたてだと16ポンドでもいいかもしれません。
とにかく遠くに飛ばすイメージを付ける事が大事なので20ポンド前後くらいがおすすめです。
それ以上硬く張ってしまうと、飛ばすために力が必要になるので逆に奥まで飛ばないかもしれません。
筋力が付いていれば問題ないですが、肘を痛めてしまう可能性もあるので、18ポンドくらいの低いテンションから始めることをおすすめします。
属性③中学生男子・女子
中学生の男子と女子ではおすすめするポンド数は少し変わってきます。
男子は筋力も増えてきて、力強いショットを打てるようになっているので22ポンド前後がおすすめです。
初心者レベルから卒業している男子は24ポンドくらいで良いかと思います。
丁度硬すぎず柔らかすぎずといったポンド数です。
女子はまだまだ力強さがない子も多いので、20ポンド~22ポンドくらいがおすすめです。
しっかりと弾けるようになっていれば23ポンドでもいいかもしれません。
ポンド数が高くなればネットやカットなど繊細なショットがコースを狙って打ちやすくなるので、このあたりのポンド数がちょうどいいくらいだと思います。
属性④高校生男子・女子
高校生男子と女子でもおすすめポンド数は違います。
男子はカラダも出来上がってきて、スイングスピードも速くなります。
速いスマッシュを打ちたいという欲求も強くなるので高いポンド数で張る子も増えてくる時期です。
おすすめは24ポンド前後がいいかと思います。
スマッシュの弾く音もある程度高くなり、スマッシュも食い込んだショットが打てるので、特に大振りの男子にはちょうどいいくらいです。
コンパクトに振れるようになり、体のバネを使えるようになればもう少しポンド数を上げてもいいかもしれません。
女子も中学生よりカラダができているのでポンド数も上げても問題ないですが、あまり高すぎるとクリアやロブが打ちにくくなるので22ポンド~24ポンドくらいがおすすめです。
それ以上のポンド数はスイングスピードが速くないと扱いづらいと思います。
属性⑤大学生男子・女子
大学生の男子と女子のおすすめポンド数です。
大人と体格も変わらず、フォームも安定してきているのである程度は自分に合ったテンションを自分で見つけることができるとお思います。
しいて言うなら男子は、バドミントン経験が浅い人であれば23ポンド~24ポンドくらい、中高と数年経験がある人であれば25ポンド~26ポンドくらいがいいかと思います。
女子も高校に比べてレベルが一段アップするので鋭いショットも打てる人が増えてきます。
経験が浅い人であれば22ポンド~23ポンドくらいがいいかと思いますが、数年経験がある人であれば24ポンド~25ポンドくらいがおすすめです。
属性⑥一般男性・女性
一般の方におススメのポンド数では、経験年数で異なります。
全くの初心者であれば20ポンドくらいから始めるのがおすすめです。
経験3年未満であれば22ポンド~23ポンドくらい、3年以上であれば24ポンド~28ポンドくらいです。
3年以上になると、自分の得意ショットもわかってきて、得意ショットが打ちやすいポンド数も把握できるようになります。
属性⑦シニア・年配の男性・女性
シニア男性におすすめは23ポンド~27ポンドくらいです。
シニアになるとガツガツと上からのショットで攻撃的なプレーよりもレシーブ主体のテクニックでラリーに勝つプレーの方が多くなります。
足腰や肘などにガタがきやすくなるので無理なプレーはすくなくなります。
若いときに30ポンドくらいでハイテンションで打っていたという人はそのままかもしれませんが、ハイテンションでは肘や手首など痛めやすくなるので25、26ポンドくらいに落ち着きます。
女性など筋力が少ない人はあまり高いポンドで張らずに、22か23くらいに押さえておいた方が楽しくプレーできると思います。
属性⑧高齢者男性・女性
60歳以上の高齢者には20ポンド~24ポンドくらいがおすすめです。
やはり一番はケガしないことです。
筋力も落ちており、速いスマッシュも打てなくなってくるので高いテンションは必要なくなります。
小さい振りでも軽く飛んでくれるテンションが好まれるようになるので、男女とも20~24ポンドくらいがいいと思います。
バドミントンガット張り替えの時のテンション強さはどれくらいがいい?
ガットの張り替えの際、テンションはどれくらいの強さに設定したらいいのかという考え方です。
こちらも私の考えなので、迷っている方は参考にしてみてください。
張っていたラケットのテンションが硬かった場合
使っていたラケットのテンションが硬かった場合、例えば…
打感が硬くて好みじゃない
飛ばすのに力が必要になってしまった
スマッシュの時に食い込む感じがなく球離れが速いから軽く感じる
打ったときの肘や肩に来る衝撃た強い
など感じたら硬い証拠です。
そのように不快に感じたのであればテンションを落とすことをおすすめします。
いま張っているポンド数よりも1ポンド落とすか、1ポンド落とすと柔らかいと思う人は0.5下げるという選択もあります。
張っていたラケットのテンションが緩かった場合
張っていたラケットのテンションが柔らかい場合、例えば…
もう少し初速を速くしたい
スピードラリーで速さで食い込まれてしまう
スマッシュがどこかパワーが抜けてしまっている感じがする
ネットが浮きやすい
など感じたら緩い証拠です。
物足りなく感じることが強くなります。
そう感じるようになればテンションを1上げてみることをおすすめします。
スマッシュの食い込みがいまいちだった場合
スマッシュの食い込みがいまいちだった場合は3通り考えられます。
食い込んでいるがその後の反発感がない → テンションを上げる
毎回芯を外している気がする → 硬くて食い込み感を感じられないと考えるのでテンションを下げる
飛ばしたい方向と違う方向にスマッシュのパワーが拡散されている気がする → ガットが細くて球持ち感が少ないのでガットの太さを太くする
といったパターンです。
上記に当てはまらないパターンもあると思いますので、あくまで私の感覚として参考にしていただけたらと思います。
クリアやロブの球持ちが悪かった場合
クリアやロブの球持ち感が悪い場合は、テンションを下げるかガットを球持ち感のいいものに変えるのをおすすめします。
テンションを下げるとスマッシュの威力が下がるという心配があるようであればガットの種類を変える方法がおすすめです。
ネットやカットなど繊細なプレーがいまいちだった場合
ネットやカットなど繊細なプレーはガットが硬い方が、余分なたわみもないので感覚がつかみやすいです。
レベルを上げて勝てる選手になるには繊細なプレーは必須です。
しかし、スマッシュの悩みと、ネットなど繊細なプレーのしやすさでテンションを上げるか下げるか迷っているのであれば、繊細なプレーがしやすいテンションに合わせる方が総合的に見ておすすめです!
レシーブやドライブのスピードがいまいちだった場合
レシーブやドライブのスピードはガットの反発力の影響が大きいです。
やはりスピーディーなラリーがしたいのであればテンションを上げた方が対応しやすくなります。
球離れが速くなるのでカウンターも打ちやすく決まりやすくなります。
バドミントンガット手張りと機械張りでは何ポンドくらい違う?
バドミントンガットの手張りで張る場合と機械張りで張る場合は何ポンドくらいの差があるのでしょうか。
機械張りではマシンがきちんとしたテンションで引っ張ってくれるので、表示されているポンド数ですが、手張りでは機械によっても使っている年数によってもテンションが変わってしまいます。
とくにレバー式のレバーをクルクルと回してテンションをかけるタイプのマシンではバネの劣化でだいぶテンションが落ちてしまいます。
そもそも手張りは引っ張るスピードも一定ではないので、ガットの伸び方も変わってきます。
なので、明確な差はわかりませんがはじめから5ポンドくらいの差はあると思います。
例えば、機械張りで20ポンド設定で張ったものであれば、手張りでは25ポンドくらいで引っ張らないと同じくらいのテンションにならない。
私も学生の頃はレバー式タイプで張っており、その時は33ポンドで張っていました。
しかし、機械張りだと23か24くらいだと思います。
バド仲間が機械張りで25ポンドで張っているのと比べてみると、少し機械張りの方が硬かった記憶があります…
きちんとした数値で測ってはおりませんので感覚ですが、手張りは少し緩いという事だけ覚えておいてください。
きちんとした数値で測りたい方はこんなアイテムがあるので活用してみてください。
結構安価なので、ポンド数気になる方はアリかと思います!
まとめ
今回は、
・ガットを今よりも強く張る時のメリットデメリット
・ガットおすすめのテンション目安(属性別で解説)
・ガット張り替え時のテンション強さはどれくらいがいい?
・手張りと機械張りでは何ポンドくらいの差がある?
についてお伝えしました。
目安と書いていますが、あくまでも私の考え方なので正解ではありません。
ですが、迷っている方にとっては参考になったかと思います!
ラケットやガットの種類も、自身の成長に合わせて少しずつ変えてしっくりくる組み合わせを探してみてください!
そう考えると自分で好きなように張れるように自宅でストリングマシンを持っていた方がなにかと便利です。
学生の頃は自宅に持っていたので何回も救われました…
こちらの記事でコスパについて比較しているので参考にしてみてください!↓
バドミントンガット張り替えの時、何ポンドで張ればいいのかわからない…テンションの強さでプレーにどんな影響があるの?初心者や小学生、中学生でのおすすめテンションはあるのか…