バドミントンガットの切れる頻度は?よく切れる場合の原因と対処法

バドミントンガットの切れる頻度は?よく切れる場合の原因と対処法 知識
ハジメたて男
ハジメたて男

Kenさん!ガットって普通どれくらいで切れるものなの?

Ken
Ken

ガットの切れる頻度はそれぞれだけどだいたいの目安を教えるね!
あとよく切れる時の原因も見ていこう

バドミントンガットがすぐ切れる!よく切れる時の原因はなに?そもそもガットってどのくらいで切れるもの?切れる頻度の目安があれば知りたい!張って一日で切れた時ってお店に言えば張ってもらえるの?

こんな疑問に答えます!

バドミントンのガットが切れるタイミングは人それぞれですが、よく切れると感じる方もおられるのではないでしょうか?

普通ってどれくらいで切れるのか目安があれば知りたいですよね!
ただ練習頻度や張る強さによっても違ってきますので明確な目安がありません…

ガットは一回張るのに、お店では2500円~3000円と地味に高いです…
使っていて満足のいく性能のストリングを選びたいけど、お財布のためにできれば長く持ってほしい…
特に頻繁に練習している方だとそう考えているのではないでしょうか。

今回の内容は、

  • バドミントンガットはどのくらいで切れるのか、切れる頻度の目安
  • ガットがすぐ切れる場合の原因と対処法

をお伝えします!

張ってすぐ切れる場合、原因はラケットが合っていないかストリングの種類が合っていない可能性があります!
原因を知っていると対処できるので、知らない人は勉強になると思います!

ガットの切れる頻度はあくまでも答えはなく、目安なので参考程度に見てください!

バドミントンのガットはどのくらいで切れる?切れる頻度の目安

バドミントンガット切れる

バドミントンのガットはいったいどのくらいで切れるものなのでしょうか?
使用者のパワーや頻度、張っているポンド数、使い方によっても全く違うので一概には言えませんが、考えられる目安を一覧にしました。

私の独断と偏見でこれくらいだろうという内容ですので、参考にしていただけたらと思います。

種別性別ポンド数プレー頻度切れる時期
初心者男女18週13カ月~1年
ジュニア男子22週22カ月~半年に1回程度
ジュニア女子20週22カ月~1年に1回程度
中高生男子25週6月に1回程度
中高生女子23週62カ月に1回程度
大学生男子27週62週間に1回程度
大学生女子25週6月に1回程度
一般(20~30代)男子26週2月に1回程度
一般(20~30代)女子24週22カ月に1回程度
年配(40~50代)男子24週22カ月に1回程度
年配(40~50代)女子24週23カ月に1回程度
高齢者男女24週23カ月に1回程度

初心者

初心者の方はなかなか切れません。
なぜかというと弾くことがまだ慣れていないからです。
ガットは弾くことでダメージを蓄積し、切れやすくなっていきます

初心者はまだ当てれるかどうかの段階なので、1年くらいはもつと思います。
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ジュニア

ジュニアは練習の頻度としては週2回~毎日だと思います。
ただ、毎日のところはトップを目指す人たちが集まってくるので少数。
多くの場合は週に2回のところが多い印象です。

ジュニア(小学生)はあまり力もなく、スマッシュも強烈なショットというよりもコースを狙ったりという子が多いと思います。
また当てるのも上手なので男女とも2カ月以上はもつと思います
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中高生

この層は、レベル差も体格の差も様々なので、だいたいのイメージで切れる頻度を予想しています。

男子は、力はあるけどショットの精度が悪い子が多いイメージのため、下手切れが多いと思います。
また、トップ選手のマネをして硬く張りたいという子もいるので1月に1回くらいのペースで切れる予想です。

女子はパワーというよりもテクニックが上達するイメージなので、経験を積むと下手切れも少なくなってきて2カ月くらいはもつと思います。
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大学生

大学生はサークルではなく体育会を想定しています。

体育会では週6でガッツリ練習すると思います。さらに男女ともパワーもキレも上がっているので一番頻繁に切れる層ではないかと予想します。

この時期はお金もないと思いますので、お店ではなく自分で張った方がおサイフにはいいかと思います…
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一般男女

一般になると、仕事終わりにバドミントン練習か、週末の仕事休みの日に練習をするという週1回か週2回ペースが多いのかなと思います。

学生時代ガッツリやっていた方はカラダも出来上がっているので、パワーつ強く、ガットテンションも高めで張ると思います。

また、スマッシュだけでなくカットなどこするショットも多く打つようになるので、それが原因で切れる場合が多くなると予想します。
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年配男女

年配の方になるとパワーよりもテクニックになるので切れる頻度も遅くなってきます。

またケガや体の不調も多くなってくるのでパワフルな動きではなく、できるだけ効率の良い動き方になります。

イメージとしては2,3カ月に1回ペースかなと予想します。
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高齢者男女

高齢者になると大会を目指してという方もおられますが、多くの方は健康とコミュニティのために続けられている方が多くなる印象です。

パワーショットも打たなくなるので、上級者でも切れる頻度は3カ月~半年くらいになるのかなと思います。
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ガットがすぐ切れる!切れやすい原因と対処法

ハサミ

ガットがすぐ切れる!という人以下の原因をチェックしてみてください!

切れる原因は色々あるのでこれが原因と特定はムズカシイですが、切れやすい原因を知っているだけで対処できるので覚えておきましょう!

ガットがよく切れる場合の原因は?

ガットがよく切れる原因は以下の6つが考えられます。

  • グロメットが痛んでいる
  • 打ち方の問題
  • ストリングが合っていない
  • ラケットが合っていない
  • ストリンギングが悪い
  • 環境

順番に見ていきます!

切れる原因①グロメットが痛んでいる

1つ目の切れる原因として、グロメットが痛んでいる場合です。

ハイテンションで張っていたり、ずっと張ったままにしているとグロメットが変形したり、割れたりしていることがあります。

グロメットはフレームの穴にあるヘッジ(角)にガットが当たって切れてしまう事を防いでくれる大事な部品です。

グロメットがないとガットを強く張ることができません。
そんなグロメットが割れていたり、変形してガットが角に当たる状態だとすぐに切れてしまいます。

ずはラケットフレームにあるグロメット一つずつ見てみましょう。

切れる原因②打ち方の問題

2つ目の切れる原因として、打ち方が問題である場合です。

やはりカット系のショットを多用していると縦糸が横にズレるのでその分ガット同士で摩擦が発生します。

とくにカットスマッシュだと高速で切る打ち方なのでガットのダメージも大きくなります。
また、ミスショットが多い人もよく切れます。
スイートスポットから外れた部分で打った場合、特にフレームの近くです。
フレーム近くではガットが編み込まれていない部分があるので、そこにシャトルが当たってしまうと切れやすいです。

また、右上、右下、左上、左下の4点少しフレーム近くに寄った部分も切れやすいイメージです。
ガットがたわみにくい部分であり、縦糸と横糸がちょうどクロスしている部分でシャトルを打ってしまうとパチンと切れやすい部分だと思います。

切れる原因③ストリングの種類・テンションが合っていない

3つ目の切れる原因として、ストリングの種類やテンションが合っていない場合です。

やはりその人に合ったタイプのストリングの種類や、打ち方に合ったテンションがあります。

例えば、ゴリゴリのパワースマッシュタイプの人が0.63㎜の細ガットを張ってしまうとすぐに切れると思います。
0.63㎜の細ガットは体のバネで打つ人が使いこなしやすいので、パワーで打つ人には0.68㎜くらいの少し食い込む感じのガットが合っています。

テンションも打ち方によって合う合わないがあります。

例えば、30ポンドのハイテンションだと、きちんとスイートスポットで弾けるで、ある程度筋力がある人で、スイングスピードが速くないとこのポンド数では肘が痛くなります。

音が良い、憧れ、見栄えだけでハイテンションで張ってしまうと、ヘタ打ちが多ければすぐに切れてしまうし、たわみが少ないのできちんとしたタイミングで打てる人でないと使いづらいラケットになってしまいます。

切れる原因④ラケットが合っていない

4つ目の切れる原因としては、ラケットが合っていない場合です。

私が実際に切れやすかった話として…

学生の時、私の打ち方は極端に言えば肩を回して遠心力を利用してスマッシュを打つ打ち方でした。
ラケットのシャフトも柔らかく、ヘッドは少し重ため。
手持ちラケットのガットが全部切れた時、知人のラケットを2本借りました。
シャフトが少し硬く、ヘッドが軽め、ヘッドサイズが小さくなっておりふり抜きが良いラケットでした。
自分のラケットと同じ感覚で打っていると、当然インパクトのタイミングがズレます。
スイートスポットから少しずれた部分に当たってしまい、結果2本とも1試合ですべて切ってしまいました…
この時、ラケットによって振り方を変える必要があるとわかりました。


このように、振り方によってもガットが切れやすいという場合があるということです。

切れる原因⑤ストリンギングが悪い

5つ目の切れる原因として、ストリンギングが悪いことです。

ガットを貼る時、ガットがねじれていると、その分摩擦部分が多くなるので切れやすくなります。
また、グロメット部分のガットが2本通っている部分では、ガットがクロスしていることがあります。
このクロスしている部分からもガットが切れやすくなる原因の一つです。

さらに、ガットを張る際にガットを引っ張りますが、その時に同じ部分で勢いよく引っ張ってガットに傷がつくことがあります。
他にも工具の使い方で傷つけてしまう場合もあり、テンションをかけている以上小さな傷が命取りになることが結構あります。

「この人に張ってもらうとすぐ切れる」と感じたら、上記のように張る時に問題が発生しているかもしれないので、違う人に張ってもらって耐久性もみるということもしてみた方がいいかと思います。

切れる原因⑥環境

6つ目の切れる原因として、プレーをする環境が影響している場合があります。
冬場は乾燥しているのでガットが切れやすいです。
冬場だけ切れるという方は冬場だけガットの種類を変えてみたりテンションを変えてみましょう。

ガットを切れにくくする対処法

先述した5つの原因からガットを切れにくくする対処法を見ていきます。

  • ①グロメットが痛んでいる
  • ②打ち方の問題
  • ③ストリングが合っていない
  • ④ラケットが合っていない
  • ⑤ストリンギングが悪い

対処法①グロメットが痛んでいる場合

グロメットが痛んでいる場合は、グロメットを交換しましょう

ラケットによって推奨されているグロメットが違うし、合う合わないもあるので純正品を選ぶことをおすすめします!

グロメットによっても打感が変わるので、思っているよりもグロメットは奥が深いです!
私はやはりヨネックスのグロメットが打感も良く、安定感がある印象なのでおすすめしています。


気になる方は各メーカーのグロメットを試してみてください。

そしてグロメットを取ったり、回したりするのはこちらの道具が超便利です!

対処法②打ち方を変える

打ち方が原因と思われる場合は、打ち方を変えてみましょう

カット時に当てるポイントや切り方、切るスピードを変えてみたり、手首の入れ方などを変えてみると意外とショット自体が良くなったりします。

カットはどうしてもガットにダメージがかかってしまうので、すぐ切れることに困っている場合はカットを使わずに、ガットに少し意識してスイングしてみてはいかがでしょうか。

対処法③ストリングの種類を変える

ストリングの種類を変えてみる方法です。

例えば、反発系で張っている場合はパワー系に変えてみるとか、タイプを変えてみることです。
また、ガットの太さを変えるのも有効です。

どうしても細ガットは切れやすいので少し太ガットのものにしてみるなど、一つずつ試して自分にしっくりくるものを探してみることをおすすめします!

おすすめのストリングについてはこちらで解説しています☟

対処法④ラケットのバランスを変える

ラケットのバランスを変えることです。

使っているラケットが少し使いにくいと感じているのなら、切れる原因はもしかしたらラケットかもしれません。

軽すぎる場合はヘッドを重たく。
ヘッドが重たい場合はグリップを重たく。

バランスを変えることでスマッシュが乗るようになったり、ドライブがしやすくなったりするので一度試してみてください!
バランスの変え方はこちらで詳しく解説しています!☟

対処法⑤張り方を変えるか張る人を変える

自分で張っている場合は張り方のパターンを変えてみるか、ショップで張っている人は違うスタッフにお願いしてみる、または違うショップで張りを依頼してみることです。

自分で張ることができればいろんなパターンが試せます。
例えば一本張りを二本張りに変えてみるとか、横糸を下から張っていたのを上から張ってみるとか。
また、縦糸と横糸でポンド数を変えてみるのも良いと思います。

メーカー推奨の張り方を見てみると、「●本目からポンド数を上げて」などの記載もあるので、ラケットの性能を活かすには全面を同じポンド数で張るのではなく、少しずつ変えた方がいいのかもしれませんね!

私は自分で張ることをおすすめしています!その理由はこちら☟

一日で切れた場合はお店は補償してくれる?

最後に張ってから一日で切れた場合、お店に言えば補償してくれるのでしょうか?

結論、お店は補償してくれません

お店によっては無料でグロメットを交換してくれて、「切れる原因①グロメットが痛んでいる」に対応してくれるショップもありますが、そのようなメンテナンスは基本的には自分でする必要があります。

切れる原因がお店の人の張り方によるものだとしても、お店との関係がこじれます…
その場合は他のスタッフにお願いしてみるか、張るお店を変えるかですね。

また、ストリング張りたてはまだラケットになじんでいません
なので通常に比べて切れやすいです。

張って一日置いた状態だとまんべんなくテンションが馴染んできますので、張りたてに比べて少し切れにくくなります。
張ってすぐ切れるという方は、それが原因かもしれません。
1、2日くらい置いてから使ってみてください。

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まとめ

今回は、
バドミントンガットはどのくらいで切れるのか、切れる頻度の目安
・ガットがすぐ切れる場合の原因と対処法

をお伝えしました!

切れる頻度に関しては、あくまでも私の感覚なので実際にはもっと早く切れる人もいるかと思いますし、もう2年くらい切れていないという人もいると思います。
ですが、一般的には普通に打った場合のストリングの寿命は3カ月くらいと言われています。
ガットもこだわれば奥が深いですが、長く切れていないというガットは性能も落ちていますので、3カ月くらいで張り替える事をおすすめします!

以上、参考になれば幸いです。