Kenさん!ガットの正しい切り方ってある?
切り方間違えるとラケット折れちゃうからね!
結構大事だよ!
こんな疑問に答えます!
バドミントンでは、練習中や試合でガットが切れることがありますが、切り方を間違えると最悪ラケットが折れてしまいます…
特にハイテンションで張っているラケットではなおさら気を付けなければなりません!
ガットの切り方でも、ラケットを大切にしているかがわかります。
長く楽しくバドライフを送るためのパートナーなのでガットを切る時もいたわってあげましょう!
今回の内容は、
- バドミントンガットを切れたまま張りっぱなしで放置するとどうなる?
- バドミントンガットの正しい切り方
- バドミントンガットを自分で切るのは不安⁉NGなハサミの入れ方
について解説します!
ガットが切れたまま張りっぱなしで放置するとどうなる?
ガットが切れた状態だとフレームにかかるテンションに均一性がなくなり特定の個所に負荷がかかってしまいます。
その状態で放置していると、ずっと負荷がかかっている状態になるのでラケットが折れてしまう危険性があります。
また、折れないまでもフレームが歪むことも考えられますので、どちらにしても折れやすい状態になってしまいます。
切れた状態で打ち続けると、ラケットの寿命を短くすることに繋がりますので、ラリーが切れたらすぐに使用をやめて、できるだけ早く切ってテンションを開放して上げることが大事です!
バドミントンガットの正しい切り方は?
バドミントンガットの正しい切り方を解説します!
それは引っ張られている方向を常に考えながら切ることです。
ラケットフレームは、縦と横に対して強い力でガットが引っ張り合って形状を保っています。
一方向に一気に切ってしまったり、一点から徐々に切る方法をとってしまうとフレームにかかる負荷が大きくなり、最悪折れてしまいます!
特に見えない部分に小さなヒビが入っている場合です。
その小さなヒビが入っている箇所に負荷が集まるので、フレームがテンションに耐え切れずに折れます…
では正しい切り方の流れを解説します!
ガット切り方流れ①切れているガットの逆のラインを切る
まずは練習中や試合中で打っている時にバチっと切れた時です。
縦か横のガットが切れているので、切れいているラインの逆を切ることです。
例えば、縦糸が切れいてるのであれば横糸を切ります。
縦が切れている状態なので横にテンションが強くかかっています。
その横糸を一本でも切るとテンションのかかりが弱くなり、フレームの負荷が下がります。
ガット切り方流れ➁ガットが切れていない場合は真ん中にハサミを入れる
ガットがゆるくなった時、ガットが気に入らない時、試合前なので張りたてで挑みたい!という時は、まだどこも切れていない状態です。
その時は、フレームの真ん中あたりの縦と横クロスに重なっている部分を同時に切ります。
同時に切ることでテンションのかかりを同時に解除することができるので、どちらかに負荷がかかったという状況を回避できます。
ガット切り方流れ③一本飛ばしで縦と横バランスよく切る
縦と横一本ずつ切れている状態です。
次は切れている部分から一本飛ばしで切っていきます。
この時、上下左右バランスよく切っていきます。
例えば、右側のガットを1本切ったのであれば次は左側1本を切る、上のガットを1本切ったのであれば、次は下の1本を切るといった流れです。
右→左→上→下→右→左→上→下・・・といった感じです。
できるだけ左右のバランスが崩れないように切っていきましょう。
ガット切り方流れ④テンションがかかっていなければガットをとる
一本飛ばしで端まで切ると、フレームにかかっているテンションがなくなります。
その状態になれば手でガットをまとめてつかんで引っ張ります。
気になる方は、一本飛ばしで残してあるガットをまとめて切っても大丈夫です。
この作業がめんどくさいですが、次のガットを張るためにきれいに取ってあげましょう。
ガット切り方流れ⑤結び目の部分はグロメットに気を付けながらとる
ハイテンションで張っている時、結び目がグロメットに食い込んでなかなか取れない場合があります。
その時は、目打ちを使いますが、ない場合はつまようじで取るか、ニッパーやラジオペンチでつかんで取ります。
この時気を付けなければならないのは、グロメットを傷つけることです。
グロメットが傷つくと、その部分が裂けやすくなるので、次に張るガットが傷ついて切れやすくなってしまいます…
これもハイテンションの方は特に注意しましょう。
ホームストリンガーの方にはこれがおすすめ!
めちゃくちゃ使えます!グロメットの修理や向き変えに大活躍します!
高いものではないので1本は持っておきたい!
バドミントンガットを自分で切るのは不安⁉ダメなハサミの入れ方
はじめはガットを自分で切るのは不安です…
しかし、ガットが切れてしまったら、できるだけ早く切ってあげた方がラケットフレームにやさしいので、その場で切れるようになりましょう!
では、どういった切り方がNGなのでしょうか…
こんな切り方をしている人は改めましょう!
NGな切り方①まとめて切り
NGな切り方で多いのがまとめて切りです。
文字通り、2,3本をまとめてジョキっと切る方法ですが、フレームにテンション負担が大きくなり折れやすいです!
たまにショップ店員などもこの切り方の方を見かけますが、テニスではこの切り方なので、その流れで同じようにバドミントンラケットでも切ってしまうのだと思います。
テニスのようにフレームが分厚く丈夫であればまとめて切りでいいのですが、バドミントンラケットはすぐに折れてしまうのでまとめて切りはやめましょう!
まとめて切りでラケットがクシャっと折れた人、過去2人くらい見たことあります
NGな切り方②端から切る
端から切っていくのもあまりよろしくありません…
ラリー中に端の方が切れたから、その端周辺から切っていくとか、逆の端をまず切って…
という方法です。
まずは真ん中のテンションを解除する方が先です!
中心部分さえテンションをなくせば上下左右全体にかかる負荷がなくなるので折れるリスクは下がります!
NGな切り方③一本ずつ抜いていく
3つ目は一本ずつ抜いていく方法です。
例えば、張って間もないときに結び目や結び目近くで切れて、ガットがもったいないと思って一本ずつ抜いていく場合です。
確かに縦ガットは抜いて横ガットに流用できるかもしれません…
また、長い状態だと他の用途に使えるかもしれません…
ですが、ラケットフレームへの負荷が偏ってしまうので、こちらも折れるリスクが高まります!
一度張ったものは、勿体ないですが全部切ってゴミにしてください。
ハイテンションの場合、最もリスクが少ない、一番ベストな切り方はストリングマシンの6点止めでフレームを固定しながら切ることです。
ただ、この方法は一般的ではないので、ハイテンションでストリングマシンを持っている方限定となります。
まとめ
今回は、
・バドミントンガットを切れたまま張りっぱなしで放置するとどうなる?
・バドミントンガットの正しい切り方
・バドミントンガットを自分で切るのは不安⁉NGなハサミの入れ方
について解説しました!
はじめての方は不安と思いますが、ラケットのためにも現場ですぐに切れるように予習しておくことをおすすめします!
知人が試合中に切れた時も、ガットを切っておいてほしいと頼まれることがあるので正しい切り方をしてできるだけリスクを避けましょう!
よくガットが切れる人は、自分で張ることも覚えた方が間違いなくコスパいいです!
今の切れるペースを計算してどっちがオトクか計算してみてください!
こちらに自宅で張る場合のシミュレーションをしているので参考にしてください☟
バドミントンガットが切れた時の正しい切り方が知りたい!ハサミを入れる順番は?自分で切るのが不安…ダメな切り方も知っておきたい!